『最強の働き方 世界中の上司に怒られ,凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓』(ムーギー・キム,東洋経済新報社,2016年7月27日)を読了。
仕事ができる人は,資料の構造が明確で,内容もシンプルだ。数枚の肝心なチャート(「キラー・チャート」と呼ばれる)に巧みにコンセプトを表現し,言いたいことを一瞬で伝える。(位置 No. 775)
資料を見れば,資料を作った人の力量がわかる。
仕事能力が高い人たちは,メールにしてもプレゼンにしても極力短くシンプルにし,「全体像と構造が浮き彫りになる資料」に徹底的にこだわる。(位置 No. 788)
何を伝えたいのか,よく考えてメールやプレゼンを行う。
整理整頓ができるかどうかは調査能力に大いに影響し,自分のみならず周囲の仕事の生産性も大きく左右する(位置 No. 1051)
デスクトップが整理できていない人は,調査能力が低いのだろうと思ってしまう。
自己管理を語るうえで,健康管理ははずせない。ホワイトカラーの仕事においても身体は仕事の資本なのだ。
同じく忘れてはならないのが心の健康管理である。内面のケアという意味ではストレスをうまくコントロールし,また継続的な学習で幅広い教養を有している人こそが一流の働きをする。(位置 No. 1230)
心と体を健康に保つことは基本である。
一流の人はまずもって,絶対に遅刻しない。またあらゆる仕事が時間どおりというより,時間に余裕をもって達成される。(位置 No. 1320)
遅刻するような人は一流ではない。
私たちは,自分が得意な業務ばかりするのではなく,上司の視点,会社の視点,顧客の視点という一段上がった高い視点で「自分のなすべきこと」を考え優先順位をつけなければならない。(位置 No. 1369)
得意な業務をやるだけではなく,一段上がった高い視点で物事を考える。
「自然界では最強のものが生き残るのではなく,変化できるものが生き残る」とはよく言われる摂理だが,そんな変化の最大の原動力は,生存競争への危機意識(位置 No. 2200)
意図的に変化させていく。
自己実現のための天職を構成するのは,総じて次の要素の組み合わせだと考えられる。(位置 No. 3085)
- 好きな仕事を全部する
- 強みを活かす
- 使命感を活かす
- ビジョンを掲げる
- 組織をつくり込む
- 捨てる勇気をもつ
- 自由に挑戦する
今の仕事は天職だろうか。
「自分が何のために仕事をしているのか」という理由に納得している人は,グリッド(最後までやり抜く力)が強い。(位置 No. 3321)
何のため,を理解できれば仕事が楽しくなる。
Now or Never ―― この「快適な領域」にとどまるか,いま飛び出してさらなる飛躍を目指すか。
これは善悪ではなく選択の問題だが,「自己実現への意欲」が強い人は,総じてこの「快適な領域」から飛び出る勇気をもっている。(位置 No. 3677)
「快適な領域」(ぬるま湯?)から飛び出そう。