Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

思考の教室 じょうずに考えるレッスン

『思考の教室 じょうずに考えるレッスン』(戸田山 和久,NHK 出版,2020年10月31日)を読了。

脳と紙と鉛筆と,そして文字あるいは記号を使って考えると,脳だけでは考えることのできないことがらを,ずっとじょうずに考えることができるようになる。(155 ページ)

紙と鉛筆で文字や記号を書きながら考えることで,脳を拡張する。

じょうずに考えることができる人になりたいなら,人類最古の思考強化テクノロジーである「言葉」じたいに関心をもって,自分の語彙を増やす努力を続けながら(一生もんよ),つねに自分の語彙を反省してチェックにかけることをおこたるな!ということだ。(177 ページ)

自分の考えを言語化することで,自分の考えを客観的に見ることもできるし,他の人にも伝えることができる。

みんなで考えれば,必ず一人で考えるよりじょうずに考えることができる,とはかぎらない。かえってアホになってしまうこともある。それを集団愚とか集団思考という。(353 ページ)

集団で間違った方向に進まないように,自分の考えはしっかりともっておく。

たとえば,マルコム X は獄中の濫読体験を通じて,黒人解放運動のリーダーに成長した。彼は「出身大学はどこですか」と聞かれて「本です」と答えたことで有名だ。(432 ページ)

私自身,大学に行かず,本だけに頼っていたら,どうなるだろうか。

さすがに,本だけでは今と同じような成長はなかっただろう。