『戦略コンサルタントが大事にしている 目的ドリブンの思考法』(望月安迪,ディスカヴァー・トゥエンティワン,2022年3月25日)を読了。
そもそも,僕らの仕事は「作業」そのものに意味があるわけではない。その作業を通じて生まれる「価値」の部分にこそ意味はある。(5 ページ)
作業を通じて生まれる価値が生み出さなければ,単なる徒労である。
”何を” ではなく ”何のため” から始めること。最初の「目的」が明確であれば,そこに目がけて仕事のやり方を最適化し,成果に直結させることができるようになる。目的を頂点として仕事を駆動することが成果創出の原則であり,「目的ドリブン」で考えることのエッセンスはそこにある。(6 ページ)
目的は,しばしば見失う。目的を見失わないように進んでいく。
成果創出のつながりは<目的ー目標ー手段>という三層ピラミッド構造によって成り立っている(7 ページ)
目的,目標,手段のピラミッドを意識して手段を選ぶ。
目的を満たさなければ,業務としては終えても成果としては評価されない(37 ページ)
満たされた目的によって成果は評価されるべき。
「どのような状態・水準」を「いつまでに」実現するか,それを切り出すことが目標設定の基本だ(131 ページ)
「どのような状態・水準」を「いつまでに」実現するか,切り出された目標によって管理される。
完全な情報が揃わないからこそ "意思" 決定が必要なのであり,判断の本質は人間の主観性に根づいている(328 ページ)
機械的な判断ができるのであれば,意思はいらない。
(完全な情報が揃わず,)機械的な判断ができないからこそ,人間による意思決定が必要。
「知らないこと」は抽象化することで「知っていること」とつなげられる(354 ページ)
アナロジーは「類似性」「既知」「未知」の 3 つの要素から成り立つ(358 ページ)
共通目的を介して「既知」と「未知」はつながる
「知らない」からと言って目を背けず,「知っていること」につなげてみる。