「攘夷」と「護憲」 幕末が教えてくれた日本人の大欠陥(井沢元彦、徳間文庫)を読みました。まあ日本の歴史の中で幕末という時代に興味を持っており、それなりの予備知識もあったので非常に面白かったと思います。
黒船来航から明治維新までなぜ15年という長い時間がかかったのか、それを分析することで井沢元彦氏の言う日本人の大欠陥とやらを明らかにしてくれています。その大欠陥とは、現実を直視せずに問題を先送りする日本人の特性。またその欠陥があるが故に「護憲」をスローガンとして掲げる輩が今も多くいると言っています。
僕自身、憲法、とくに憲法九条に関しては漠然と改正すべきだし、近い将来、改正されるだろうと考えています。
テレビ等に出てくる護憲論者はどのような理論(井沢氏に言わせれば空理空論)で護憲を主張しているのか、ということを知ることができました。
テレビ等に出てくる護憲論者はどのような理論(井沢氏に言わせれば空理空論)で護憲を主張しているのか、ということを知ることができました。
井沢氏は護憲論者に反対する立場を取っているのですが、その立場の人の本だけを読むのはフェアではないので、今度は護身論者側の主張が書かれた本も読んでみたいと思います。