In the beginning was the Futon, and the Futon was with God, and the Futon was God.
布団は光が存在する前の唯一の存在、すなわち闇である。
神は布団という闇にあり、布団こそが神であった。
やがて布団の内に命が宿る。
それが人間である。
人間は光より生まれたのではない。
布団という闇の中より生まれた存在なのである。
そしてまた一人の人間が終わりを迎えるとき、永遠の眠りに就く。
それもまた布団の中である。
始めと終わり、それらは必ず布団の中である。