Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

目からウロコのコーチング なぜ,あの人には部下がついてくるのか?

2021年7月26日作成

『目からウロコのコーチング なぜ,あの人には部下がついてくるのか?』(播磨 早苗,2014年11月11日,PHP 研究所)を読了。

コーチングとは,会話によって相手の優れた能力を引き出しながら,前進をサポートし,自発的に行動することを促すコミュニケーションスキル」(位置 No. 247)

部下と会話し,能力を引き出していこう。

ひとは「考えろ」と命令されても考えません。考えさせたかったら,「質問する」ことが一番有効なのです。(位置 No. 580)

考えさせるような,いい質問を投げかける。

「部下が行動目標を立てて取り組んでいる。たとえ結果を出せても出せなくても上司は承認する」というのがコーチングの考え方です。それには,結果だけにフォーカスするのではなく,過程を見守る,努力を承認する,それらを共有しながらサポートする,というコーチの心がまえが必要です。(位置 No. 1010)

結果以外にも目を向ける。

売上が上がるバックオフィス最適化マップ

2021年7月21日作成

『売上が上がるバックオフィス最適化マップ』(本間 卓哉,クロスメディア・パブリッシング,2020年7月1日)を読了。

経営者が現状に問題を感じて「IT システムを活用して問題を解決したい」と考えているのに,IT 活用・導入を実現できる人材が社内にいないケースが非常に多い(位置 No. 28)

IT 活用・導入を実現できる人材になれば,社内で重宝される。

データ連携のやり方は,次の 3 つに大きく分けられます。(位置 No. 332)

  1. CSV 連携:連携元のツールから,エクセルやスプレッドシートで編集できる CSV ファイルとしてデータを書き出し,内容を整えて連携先のツールで読み込む方法
  2. API 連携:外部のツールのデータを自動で取得し共有する方法
  3. RPA:ロボティックス・プロセス・オートメーション。人が PC を用いて行っていた作業をロボットに処理させる方法

それぞれの特徴を理解した上で,データ連携のやり方を選択する。

現場の理解を得るのは欠かせない "儀式" であると捉えてください。必ず説明や話し合いを行い,同意を得るように心がけましょう。(位置 No. 929)

欠かせない儀式だと割り切って,説明や話し合いを行う。

IT システムの利用を抜きにしても,日本企業は情報管理が属人的になりがちです。海外の場合,すぐに辞める人も多く,長期バカンスをとるのが当たり前なので,情報共有ができているのは仕事をする上で大前提です。(位置 No. 1825)

属人的な仕事にならないように,いつでも引き継げるように仕事を行う。

業務効率化を実現するためには大きく分けて 4 つのステップがあると考えられる。その中でシステム導入は最後のステップとなる。(位置 No. 2567)

  1. 業務整理
  2. 標準化
  3. 共有化
  4. 効率化

システム導入は最後の手段。システム導入する前に,業務整理,標準化,共有化をしなければならない。

成長マインドセット 心のブレーキの外し方

2021年7月19日作成

『成長マインドセット 心のブレーキの外し方』(吉田 行宏,クロスメディア・パブリッシング,平成30年4月11日)を読了。

想いがあって行動し続ければ,能力が身につき,結果が出ます。結果が欲しいがゆえに簡単なスキルだけを身につけようとしたところで,ふるまいや意識が弱い状態では望む成果は得られないんです(位置 No. 246)

想いがあれば行動できる。行動を続ければ,能力が身につく。能力が身につけば,結果が出る。

まずは,想いを持とう。

解決できる,できないとか,どう解決すべきか考える前に,まずは自分に悩みがあり,ブレーキを踏んでいるんだという認識をすること,ブレーキが存在することを知るだけでいいんです。それが最初の第一歩です。(位置 No. 459)

思考しているとき,ブレーキを踏んでいないか,確認する。

「結果は選択できないが,行動は選択できる」

"No one is perfect" (誰しも完璧ではない)

「人生我以外皆師なり」(位置 No. 1649)

結果ではなく,行動を選択する。

令和三年七月場所,白鵬が復活の全勝優勝を果たす

 2021年7月18日作成,2021年7月20日更新

令和三年七月場所の千秋楽,14戦全勝同士*1の一番に横綱白鵬(36 歳,宮城野部屋)が勝ち,復活の全勝優勝を果たした。白鵬は 7 場所ぶり 45 回目の優勝である。

敗れた大関照ノ富士(29 歳,伊勢ケ浜部屋)は14勝1敗となり三連覇を逃したが,第73代横綱に昇進する見込みとなった。

白鵬の復活優勝

「この一番に全てを賭けて臨みました」と白鵬が振り返った。立ち合いの駆け引きに荒々しい取り口。勝負に徹したときの白鵬の強さを改めて見せつけた。

白鵬の復活優勝により,新たな記録が生まれた。

  • 6 場所連続休場明けからの優勝は史上初(大鵬が 5 場所連続休場明けから優勝した例がある)
  • 36 歳 4 カ月での横綱の優勝は,千代の富士の 35 歳 5 カ月を超える最年長記録
  • 一人横綱の優勝 19 度目(これまでは,朝青龍と並んでいた)
  • 16 年連続幕内優勝
  • 16 回目の全勝優勝

三月場所の 3 日目から途中休場した際,師匠の宮城野親方(元前頭・竹葉山)が「名古屋で最後を懸ける」とコメントしたように,進退をかけて今場所に臨んだ白鵬は,全勝優勝を果たし,今後も進み続けることを印象付けた。

king-masashi.hatenablog.com

一方,14 日目の正代戦*2,千秋楽の照ノ富士戦は,必ずしも正攻法とは言えない取り口ではあるものの,勝利への執念を感じさせられた。誰よりも勝ちたい思いが強いからこそ,全勝優勝を果たせたのだと思う。

千秋楽の解説の北の富士舞の海の発言にもあるように,白鵬の勝利に対する執念は,凡人には推し量れぬものなのかもしれない。

舞の海白鵬はそこまでして勝ちたいのか」

北の富士「凡人にはわからない」

優勝後のインタビューでは,「右膝がボロボロで言うことを聞かなかったので,この一番に全てをかけようと思って,気合を入れてやりました」と語ったが,肉体的にも,精神的にも追い込まれていたとしても,闘志だけは衰えていないのか。

また,今後の目標を聞かれ,「横綱通算 899 勝,あと 1 勝で 900 勝なので,まずは 1 勝を目指して頑張りたい」と答えた白鵬。闘志ある限り,また勝ち続けるだろう。

2021年7月19日追記

全勝優勝した白鵬について,ネット上で色々な意見が展開された。また,横綱審議委員会の委員からも,色々な意見が述べられた。

色々な意見に対して,茂木 健一郎 氏のツイートが的を得ているように感じたので,以下に共有する。

 

照ノ富士,令和初の横綱

千秋楽の打ち出し後,審判部は八角理事長(元横綱北勝海)に昇進を審議する臨時理事会の開催を要請した。7月19日,八角理事長は横綱審議委員会に諮問し,委員会に出席する委員の 3 分の 2 以上の賛成が得られれば,推薦が決まる。そして 7月21日に開かれる秋場所番付編成会議後に開かれる理事会で,第73代 横綱 照ノ富士が正式に誕生する見込みである。

照ノ富士横綱昇進すれば,2017年初場所後に横綱昇進した稀勢の里以来,モンゴル出身の力士では,2014年春場所後に横綱昇進した鶴竜以来 5 人目*3となる。

千秋楽,白鵬に敗れた照ノ富士は「自分が弱かっただけ。この悔しさを来場所につなげたい」と語り,さらに力強い相撲を見せ,白鵬を破る姿を見たいものだ。

masassiah.web.fc2.com

*1:千秋楽 14 戦全勝対決は,1960年春の若乃花(初代)と栃錦,1963年秋の柏戸大鵬,1964年春の大鵬柏戸,1983年秋の隆の里千代の富士,2012年名古屋の日馬富士白鵬に次ぐ 6 例目。

*2:仕切り線から大きく離れて立ち合い,張り手を交えながら勝利した。

*3:モンゴル出身の横綱は,朝青龍白鵬日馬富士鶴竜,そして照ノ富士

パーソナル・トランスフォーメーション コロナでライフスタイルと働き方を変革する

2021年7月16日作成

『パーソナル・トランスフォーメーション コロナでライフスタイルと働き方を変革する』(本田 直之,KADOKAWA,2020年12月4日)を読了。

必要とされる価値を持つ人は,どんな状況にあっても必要なのです。一方で,ただ時間だけを提供していた人は苦しくなる。これからは,ここがシビアに見極められていくということです。(位置 No. 167)

時間だけを提供するということがないように,自分の持つ価値を磨いていく。

今,何が大事で,何をするべきか。自分の頭で考えて,自分なりの行動指針を持つことは,危機のときほど重要になります。そうしないと,誰かの言うままに動くことになってしまいかねないのです。(位置 No. 402)

自分の行動指針を持っていれば,どんな危機も乗り越えていける。

どんなスキルを,どんな価値を提供できるのか,一人ひとりがその意識を持っていたほうがいい,ということです。どんなコミュニティに属するにせよ,自ら提供できるものがあるかどうかを,常に問うていったほうがいい。(位置 No. 931)

持続的にスキルや価値を提供し続けるためには,スキルや価値を伸ばし続けなければならない。

大人は否定をするべきではないのです。それがダメなのです。そうではなくて,起きていることを受け止める。YouTuber のみならず「ライバー」が出てきたように,もっと自由なことが起きると想定しておく必要がある。もっと面白いことが起きると,見ておくことが大切になる。(位置 No. 1260)

否定することから始めないで,まずは,受け止めてみる。その気持ちを持ち続ける。

人間はそもそも怠惰な生き物です。私自身,自分が怠け者だとわかっているので,自分を動かす仕組みを持っておかないといけないと考えてきました。時間割を作るのは,そのためです。(位置 No. 1335)

毎月,毎週,毎日とやることを決めておけば,着実に取り組むことができる。

自己管理ができている人は,お金を自分の仕事に使ったり,自分の力を上げることに使う。すると,これが再投資になって,仕事のレベルがどんどん上がっていったりする。自分自身のレベルも上がっていく。(位置 No. 1626)

自分の力を上げることへの労力は惜しまない。

改めて思うのは,ネガティブにしか捉えられない人は,何をやっても無駄だということです。いい面を見ようとしない人は,いい面には出会えない。(位置 No. 1869)

何でも,ポジティブに捉えることができるのは,一種の才能かもしれない。いい面を探して,いい面に出会いたい。

2020年人工知能の時代 僕たちの幸せな働き方

2021年7月14日作成

『2020年人工知能の時代 僕たちの幸せな働き方』(藤野 貴教,かんき出版社,2017年5月15日)を読了。

事務・管理系の方々から多く上がる声は,「同じことの繰り返しが多い」「非効率な業務が残されているのだが,仕事のやり方を変えられずになかなか効率化されない」というものです。IT システムを導入しても,「仕事のやり方,仕組み」自体が変わっていないことが問題の背景にあるようです。(位置 No. 1025)

「同じことの繰り返し」「非効率な業務」を見つければ,それを変えていく。

「社内のデータを他社と共有するなんて,セキュリティ的にあり得ない」というのが今までの考えでしたが,人工知能時代においては,「データを共有して今までにない価値が生み出せないか」を考えるのが仕事になります。(位置 No. 1129)

データを共有するという流れになってきていると感じるが,共有したデータから新しい価値を生み出すのは,容易ではない。

人工知能時代のリーダーに求められる能力は,ずばり次の 3 つです。

  1. テクノロジーの最前線を常に学び続ける
  2. 自らが率先し,AI を活用する
  3. 社内の多様なメンバーを巻き込む

AI も気軽に活用できるようになっているようだから,AI を活用してみようか。

――人工知能時代に人間がする「仕事」とは何か?

ボーッとすることですね。これからは形や論理のないものに意味が出てくる時代です。話が飛ぶとか,思いつきで話すこととか。直感や感性は個人から生まれてくる。じゃあ,すごいアイデアを生み出す天才しか生き残れない時代なの?とみんな勘違いするんだけど,実はそうじゃない。ボーッとしている人が一番強いし,それが仕事につながります。(丸 幸弘*1,位置 No. 1567)

人工知能時代では,直感と感性を大切にしていこう。

*1:リバネス代表取締役 CEO。1978年,神奈川県生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。博士(農学)。

「好き嫌い」と才能

2021年7月12日作成

『「好き嫌い」と才能』(楠木 健,東洋経済新報社,2016年5月5日)を読了。

ゼロから他の人にはできないようなプラスを創る。そのことにおいて「余人をもって代えがたい」とか「この人にはちょっとかなわない……」と思わせる――。これを「才能」という。その道のプロは誰しもこの才能を拠り所としている。(位置 No. 22)

「余人をもって代えがたい」と思われる存在になりたい。

経営者というのは,事業へのミクロの精通と,企業のトップとしてのマクロ観,この 2 つを持たないと間違える危険性があると思いますね。(宮内,位置 No. 528)

上からも,下からも事業を覗いて,戦略を立案する。

成熟社会では,「衣食足りて~」と「小人閑居~」,この 2 つの正反対のロジックのせめぎ合いが起こる。これが僕は成熟社会を考えるときの本質的な視点だと考えています。(位置 No. 3822)

衣食足りたとき,何を求めるべきだろうか。まだ,求めるものが見つかっていない。

プレゼンテーションの準備,たとえばスライドを作ったりするのは大好きです。自分で面白がっているので,人にも伝えたくてしょうがないんですね。書いたものを繰り返し読み返して,何度も何度も推敲して,校正する作業もたまらなく好き。(位置 No. 7565)

新型コロナウィルスの影響で,外出を控えるようになってからというもの,Web ページの推敲,校正の作業にはまっている。そのおかげで,Web ページのアクセス数は,増加した。