Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

憂鬱でなければ,仕事じゃない

魅力ある人間においては,必ず,自己顕示と自己嫌悪が,双子のようにつながっている。その二つを揺れ動くからこそ,人としての幅が生まれ,それが他人から見ると,魅力に映る。目に見えなくても,心が運動すると,そこに風が起こり熱が発生する。それがその人のオーラなのだ。(p. 28)

自己顕示だけでもダメ,自己嫌悪だけでもダメ,両方合わせ持つこと。

群れることから,成功は生まれない。群れることの無意味さに気づいた時,人は成功への道を歩き始めるのだと思います。(p. 57)

休みの日くらいは,群れることなく,過ごしてみよう。

突き抜けたことをしたいなら,基礎を徹底的に学ぶことだ。基本を超えるには,格闘しながら基本を極めるしかない。(p. 79)

基本の先に行けば,基本を超えることができる。

もし,ライバルがいなければ,ある程度成長できても,お山の大将で終わってしまうにちがいない。もしくは満足して,そこで成長が止まってしまうかです。(p. 227)

会社の中だけでなく,会社外での時分の立ち位置を知る。

ふもとの太った豚になるな

頂上で凍え死ぬ豹になれ(p. 82)

上を目指す,戦いに破れてでも,上を目指す。決して,ふもとで安住しない。

新しく出ていく者が無謀をやらなくて,一体何が変わるのだろうか?

無謀にならなければ,新しく出ていく意味はない。

 

「超具体化」コミュニケーション実践術

人を説得したり,動いてもらったりするときにも,その人だけを対象にするのではなく,周りの人を巻き込むといい。(p. 37)

担当者の意見ではなく,権力を持つ人も同じ意見ということにする。

聴きにきている人が「一番知りたい」ことを話さなければ評価されません。(p. 126)

聴きにしている人が何を知りたいのか,相手の立場で考えてみる。

分かりやすくするということは,内容を薄くするということではなく,書き方や見せ方を変えるということです。(p. 129)

自分が深く理解している内容を相手の論理レベルに合わせて話す。専門的なことを,専門家ではない人に話せる能力を手にしたい。

自民党をぶっ壊す」・・・自民党という枠組みをある程度守りながら自民党の腐敗した体質や昔からのやり方とは決別する。(p. 138)

短い言葉で,相手を惹きつけるテクニック。

「世の中にはダメな人はいません。仕事ができる人とできない人はいるかもしれませんが,それを『ダメ』という言い方はやめたほうがいいです。(p. 140)

言葉の使い方には気をつける。

話し言葉が文章に勝るのは「人間のエネルギーが伝わりやすい」からです。(p. 162)

話すときに加えるエネルギーを意識する。

「伝える」力を向上させるには感受性を磨き,自分自身が仕事や多くのことへの「感動」を日々感じることが重要です。(p. 164)

自分が感動しなければ,人に感動を伝えられない。

松下幸之助さんは,人が成功するためにひとつだけ資質が必要だとするとそれは,「素直さ」だとおっしゃっています。素直さは謙虚さを生み,素直で謙虚な人には多くのアドバイスをくれ,協力してくれるからでしょう。(p. 174)

素直であることを忘れない。人の意見は謙虚に受け止めよう。

「超具体化」コミュニケーション実践講座

「超具体化」コミュニケーション実践講座

 

 

ジャパン・クライシス ハイパーインフレがこの国を亡ぼす

特別会計既得権益化しているため,財務省と各省庁の間に戦いはなく,静かに決まります。(p. 67)

既得権益を無くすために,予算を全てリセットすることはできればよさそうだが,そんな簡単なものではないか。

公平性を重視するなら,消費税の税卑は上げて,低所得者への対策はそれとは別にバウチャーなどの現物給付を行うというのが一番望ましいと思います。(p. 75)

現金ではなく,食料を与えることで,現金がアルコールやギャンブルなどの娯楽に消えないようにできる。

Is the sky the Limit ? Can Japanese Government Bonds Continue to Defy Gravity ? (p. 103)

日本国債は暴落してもおかしくないらしい。

政府の本音は財政再建で,消費税率のアップや福祉のカットを精一杯アピールしたものの,野党が大反対して議論が紛糾する。そうやって国会が空転を続け,いたずらに時間だけが過ぎていくと,マーケットの信認をえるどころの話ではない。(p. 121)

ほとんどの場合,政府に対して反対の立場の野党は,日本をどうしたいのだろうか。

地方の住宅地は自然に還すか農地にし,人が暮らす場は都市部に集約する他ありません。そのようにして,国全体の政策を変えていく。(p. 198)

人のクラス場所をコンパクトにすれば,得られるメリットは計り知れない。いつかはやらねばならぬなら,できるだけ早くコンパクト化を進めてほしい。

いま,ハイパーインフレが起きるとすれば,政府が手厚い社会保障政策を行っているにもかかわらず,それに見合った税制を構築せず,代わりに国債を発行したり,国債を償還するために紙幣を印刷したりしているからです。(p. 204)

ハイパーインフレどころか,デフレから抜け出すのはなぜこれほど難しいのか。

コスト意識をはっきりさせ,予算内で何をやるかを決め,一度決めたら,50 年かかっても,やり抜く。(p. 220)

コスト意識を持つことは大事だが,目先のコストではなく,10 年先,20 年先を見てほしい。

アベノミクス財政再建よりも先に経済成長率を高めようとしています。その根底には,経済成長率が上がれば税収も増えていき,それに合わせて消費税率を 10 % まで引き上げておけば,いずれ財政再建も達成できるだろうという,楽観的な見通しがある。(pp. 230 - 231)

安倍さんが想定していたほど,経済成長率は上がっただろうか。そんな中,消費税率 10 % 引き上げは本当に可能だろうか。

生活保護はいいが,現金を渡すと,パチンコなどぎゃぶるやアルコールに化けてしまうかもしれない。食糧クーポンなら,その心配がありません。(p. 243)

生活保護手当をパチンコに使う親もいるらしい。そんな親を見て,子はどう育つだろうか。

人口減少社会においては,仕送りという原理が組み込まれた公的年金制度は廃止したほうがいい。年金制度は強制加入した上で,民間の保険会社に任せるべきです。(p. 270)

年金制度設計段階において,今日の年金に関する有様を想像できた人はいたか。

政治の横やりは,ほんとうに心配です。福祉を切り捨てるな,増税に断固反対だ,みたいな少数政党が連立に加わり,ダダをこねて,せっかくの超党派の合意を突き崩してしまう,みたいなケースです。(p. 281)

断固反対ならば,その対案は何か。

自分が従うルールと,社会や国家の法律が同じでなければ,社会や国家について発言できません。日本人には政治を運営する習慣がないのです。(p. 293)

「国の法律より,ムラのルールを優先する」状態に陥っているのだろうか。

ジャパン・クライシス:ハイパーインフレがこの国を滅ぼす (単行本)
 

 

「ひとり時間」で,すべてがうまく回りだす!

あなたの努力が報われないのは,行き当たりばったりで直面した問題に一生懸命エネルギーを注ぎ込むことで疲れてしまっているからです。(p. 7)

行き当たりバッタリにならないように,全体を見るクセをつけよう。

仮説を考える時間が「ひとり時間」,そして仮説を検証していく時間が「みんな時間」です。(p. 42)

「ひとり時間」に考えた仮説を,みんなに披露して,その妥当性を検証していく。仮説を考えることは一人でもできるが,検証するのは複数人の方が効率的で,偏りを小さく出来る。

30 分前に待ち合わせ場所に着けるように,その前の仕事も逆算することを習慣化すれば,無理な予定を組むことも防げますし,「30 分前行動」という意識が頭にあることによって仕事の段取り力もつくようになります。(pp. 48 - 49)

待ち合わせ場所に,早め(5~30 分)に到着することを心がける。よく行く場所なら 5 分,初めて行く場所なら 30 分を目安にしておけば,経験上,遅れることはないと思う。

何も考えず,日々が流れていく。楽なことではありますが,周囲の状況は時々刻々と変わってきます。目の前の仕事に新鮮な気持ちで取り組み,素朴な疑問を持ち,改善していこう,という気持ちがないと,1 mm ずつずれていって最後には大きなずれになってしまいます。(p. 53)

同じやり方ではなく,少しずつ改善していくことを心がけておくと,長い時間軸で見た場合に立っている場所が違ってくる。

捨てるという作業は,自分の本当に大事なものを探る,価値観を改めて確かめる手段となります。だから,色分けで毎日それを訓練していくうちに,研ぎ澄まされてくるものなのです。(p. 130)

「いる」「いらない」の判断ができるようになれば,仕事を効率的に進めることができる。

じつは仕事には「手の抜きどころ」「力の入れどころ」があります。力を抜いているように見えても評価されている人は,このポイントを自然と身につけているのです。(p. 193)

強弱を使い分けて,省エネ運転で評価されるようになりたい。

「ひとり時間」で、すべてがうまく回りだす!

「ひとり時間」で、すべてがうまく回りだす!

 

 

世界経済はこう変わる

資本の持ち主は労働者階級に対して,高い物,住宅,そして技術をよりたくさん買うように刺激し,高金利の借金を払いきれなくなるまで借りるようプッシュする。労働者が支払いきれなくなった債務は,やがてそれを貸し込んだ銀行を破綻に導き,破産した。銀行は国有化され,そして国はやがて共産主義に至る道を歩みはじめざるを得なくなる。

資本主義の行き着く先は,共産主義なのか。

ところが今回の金融危機を引き起こしたバブルは,資金が余ってしょうがない,カネ余りによって起きた。

ゼロ金利政策の行き着く先はどこだろうか。

ちなみにケインズが想定している縮小均衡での大きなムダとは失業のことです。生産が縮小して,機械も遊んでいる中で,一番の損失は遊んでいる人の人的資本,労働力です。

生産が縮小するならば,合理化して遊んでいる人を排除する。

国民に借金をさせて消費をさせれば経済は発展する。

借金をしてでも手に入れたいものは何だろう。モノではなく,権威のようなものだろうか。

したがって,今後はビジョンと判断力,決断力すべてを備えたリーダーが必要である反面,単なるトップダウンではなく,組織が内部から自発的に盛り上がるスタイル,これが新しい組織の形になると思います。

内部から自発的に盛り上がるスタイルは理想だけれど,それを実現するためには一体どうすればよいのだろうか。

世界経済はこう変わる (光文社新書)

世界経済はこう変わる (光文社新書)

 

 

羽生善治 闘う頭脳

将棋の全容を少しでも解明したい

将棋の全容とはいかなるものなのだろうか。羽生先生は,その輪郭ぐらいは捉えているのだろうか。

これから先は,いかにコンピュータソフトをうまく使いこなすかが,棋士にとって大きな資質の一つとなることは間違いないでしょう。

コンピュータが読む手筋を参考にして,なぜコンピュータがその手筋を選ぶのか,考えることで新しい道を開いていく。

要するに,美的感覚こそがすべてなのである。羽生将棋は確かな計算技術のみで成り立っているのではない。計算技術だけなら,彼より上の棋士はいる。

物事を美しいか,美しくないかで捉えることができれば,物事を選ぶときの判断は楽になる。

そこで,本当に大切なデータで,正確に覚えておかなければならない時には,ただパソコンの画面で見るだけでなく,盤と駒を出してきて実際に並べてみるとか,ノートに付けるとか,誰かに話すとかしています。

手を動かす,ノートに書く,誰かに話す,私も意識するようにしています。

羽生善治の出現は将棋界にとって一滴の血も流れない何の音も聞こえてこない,しかしそれは確実に革命であった。将棋界には羽生以前,羽生以後といっていいくらいの大きな変革がもたらされた。

変革をもたらす人になりたい。

もし将棋が宇宙なのだとすれば,羽生善治はその渕に立ち,全知全能を傾けて宇宙に向かって端歩を突いているのだと。

羽生先生は,宇宙に例えられる将棋をどこまで見ることができているのだろうか。

手を渡すのは凄く勇気がいるんです。相手にどうぞ何でもやってくださいというわけですから。でも相手が技を掛けてきた瞬間にこそ,隙が生まれるんです。

他力本願。

「ひらめきは言語的・論理的な思考で理路整然としている」

「直感は過去の経験から自然と生まれ,最終的に『答え』だけが意識に上がる。だから言語化できない」(脳科学者 池谷 裕二)

「ひらめき」と「直感」は異なるようだ。「直感」が湧き出てくるようになりたい。

羽生善治 闘う頭脳 (文春文庫)

羽生善治 闘う頭脳 (文春文庫)

 

 

働く理由 99の名言に学ぶシゴト論

物理や数学の教科書を思い出してほしい。

  1. 法則を理解する
  2. 例題で法則の使い方をマスターする
  3. 応用問題を解く
という順序で勉強は進む。いきなり応用問題を解こうとしても無理で,それより前に法則を理解しなければならない。

シゴトの進め方も物理や数学の勉強の順序と同じ。

自分がやりたいことを見つけるのに早道はない。試行錯誤の中からしか,それは見つからない。

自分がやりたいことは何なのか,試行錯誤を繰り返す。

そもそも「やりたいこと」なんてやり始めてみないと分からない。そもそも職業経験もほとんどない若者に「本当にしたいこと」なんてことが分かったらおかしい。

転職しやすい環境がほしい。

分かっているから書くのではない。分かっていないから書くのだ。

書くことで,頭の中が整理されて,だんだん分かってくる。

進み続けなさい。あなたが期待していたことが,偶然につかめるでしょう。座ったままで,偶然にチャンスを見つけたという話は,これまで私は聞いたことがない(チャールズ. F. ケタリング)

座しているだけでは何もつかめない。一歩でも先に進む。

人生において「本当にがんばった」と思える時期がどこにもなかったら,「やるだけやった」という自分の限界点らしきものを見極めなかったら,その人はある種のすがすがしさを持って自分の人生を振り返ることができないだろう。

限界まで頑張った仕事のことは,一生忘れないだろう。

生きるために働く必要がなくなったとき,人は人生の目的を真剣に考えなければならなくなる(ケインズ

人生の目的の候補をいくつか持っていなければ,働く必要がなくなったとき,あっという間に老け込みそう。

働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。

働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。