あなたの努力が報われないのは,行き当たりばったりで直面した問題に一生懸命エネルギーを注ぎ込むことで疲れてしまっているからです。(p. 7)
行き当たりバッタリにならないように,全体を見るクセをつけよう。
仮説を考える時間が「ひとり時間」,そして仮説を検証していく時間が「みんな時間」です。(p. 42)
「ひとり時間」に考えた仮説を,みんなに披露して,その妥当性を検証していく。仮説を考えることは一人でもできるが,検証するのは複数人の方が効率的で,偏りを小さく出来る。
30 分前に待ち合わせ場所に着けるように,その前の仕事も逆算することを習慣化すれば,無理な予定を組むことも防げますし,「30 分前行動」という意識が頭にあることによって仕事の段取り力もつくようになります。(pp. 48 - 49)
待ち合わせ場所に,早め(5~30 分)に到着することを心がける。よく行く場所なら 5 分,初めて行く場所なら 30 分を目安にしておけば,経験上,遅れることはないと思う。
何も考えず,日々が流れていく。楽なことではありますが,周囲の状況は時々刻々と変わってきます。目の前の仕事に新鮮な気持ちで取り組み,素朴な疑問を持ち,改善していこう,という気持ちがないと,1 mm ずつずれていって最後には大きなずれになってしまいます。(p. 53)
同じやり方ではなく,少しずつ改善していくことを心がけておくと,長い時間軸で見た場合に立っている場所が違ってくる。
捨てるという作業は,自分の本当に大事なものを探る,価値観を改めて確かめる手段となります。だから,色分けで毎日それを訓練していくうちに,研ぎ澄まされてくるものなのです。(p. 130)
「いる」「いらない」の判断ができるようになれば,仕事を効率的に進めることができる。
じつは仕事には「手の抜きどころ」「力の入れどころ」があります。力を抜いているように見えても評価されている人は,このポイントを自然と身につけているのです。(p. 193)
強弱を使い分けて,省エネ運転で評価されるようになりたい。