『イーロン・マスクの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実』(ジェシカ・イースト編者,文響社,2022年11月15日)
「宇宙技術に革命をもたらし,最終的に人類が地球以外の惑星で暮らせるようにすること」(p. 5)
大きなビジョン(あるいは夢)を掲げているから,新しいことにチャレンジし続けられるのだろうか。
ビル・ゲイツはこう語っている。「未来へのビジョンを持つ人間はたくさんいる。その中でイーロンが特別なのは,そのビジョンを実現する能力があるからだ」(p. 8)
ビジョンを持っていても,どう実現すればよいかわからないことが多い。
ビジョンを描くことと,実現することは違う。
非常に高い技術力を持った少人数のグループと,そこそこ技術力のある大人数のグループ。
勝利を収めるのは,常に前者だ。(p. 24)
高い技術力を持ったメンバーを集める。
シンプルな設計がスペース X のモットーだ。
シンプルであれば,高信頼性と低コストを両立できる。(p. 28)
シンプルな設計を心掛けていきたい。
思考のフレームワークとして適しているのは物理学だと思っている。つまり,第一原理からの推論だ。
私が言いたいのは,物事を根本的な真理に到達するまで煮詰め,そこから推論するということ。類推による推論とは対照的だ。(p. 94)
ビジネスで用いるフレームワークと,思考のフレームワークは一線を画しているか。
物事を根本的な真理に到達するまで煮詰めてみたい。
テスラでは,アフターサービス部門を決してプロフィットセンターにしないという基本方針を作りました。
自社の製品が壊れた時にお客さまから利益を上げようとするのは,私には正しいと思えないのです。(p. 119)
アフターサービスで稼ぐという発想を捨て去る。
私はよい上司になろうと日頃から心がけている。
常にではないが。(p. 151)
私もよい上司になろうと日頃から心がけている。常にではないが。