EV は本当に善なのか,『EV(電気自動車)推進の罠 「脱炭素」政策の嘘』(加藤康子 × 池田直渡 × 岡崎五朗,ワニブックス)を読んでみた。
逆に企業は政治家に問うべきでしょう。「日本の政治家は,なぜ日本の自動車メーカーや国民のために闘わないのか,なぜ EU や中国の後押しをするのか」と。(位置 No. 59)
政治家は,「誰のために闘っているか」という観点で評価する。
ユーザー目線的にいうと,お金持ちであること,自宅に急速充電器を取り付けられる人であること。そうでないと,EV を買って快適に運用するのは難しいということになりますね。(位置 No. 1216)
自宅に急速充電器をつければ,EV を運用していくことはできそうだ。
「正解は一つじゃないのが正解だよ」と。色んなものでやっていくというのがやっぱり正解なんだろうなと。(位置 No. 1541)
EV 一辺倒ではなく,別の選択肢も用意しておく。
加藤:マスコミは EV 化を必要以上に煽っていますよね。
岡崎:そうです。不勉強か,もしくは不誠実で,扇情的です。(位置 No. 2180)
マスコミは不勉強で,不誠実なのに扇情的である。
自他体の担当者が「日本で製造しましょう。海外から日本に戻ってきてください」と企業誘致に赴くと,そこで気が付くのは,日本はそもそも,電気も土地も税金も社会保障費も全てにおいて高いということです。それに加えて,労働規制,環境規制がある。工場ひとつ建てるだけでも,本当に大変です。国際的な競争力があるのは,水だけです。日本は,水だけは豊かですからね。(位置 No. 2926)
規制のバランスを間違えると,国際的な競争力を失ってしまう。
「製造業なんてオールドエコノミーだから」なんていう間抜けな発言が漏れ聞こえてくると,「本当の敵は "無能な味方"」という言葉を噛みしめますね。(位置 No. 3046)
製造業がなければ,現実世界が成り立たない。
官僚も政治家も,欧米の作った潮流に抗いません。交渉事が発生した際に,楽な方を選んでいる。本来ならば,国民の将来を守るために徹底的に闘ってほしいところですが,そういう政治家や官僚が本当に少なくなった。最初から海外の潮流に乗り,国益を守るよりも護ることを前提に着地点を探しているように見えます。(位置 No. 3503)
欧米の作った潮流に流されず,闘ってほしい。
でも一つ確かなのは「メディアの言っていることを 100 % 信じると,とんでもない間違いを犯しますよ」ということです。(位置 No. 4052)
メディアの言っていることは信じていない。
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