やりきる力が不足しているように思われる部下へのアドバイスの参考になるかと思い,『やりきる力』(堀江貴文,学研プラス,2021年5月)を読了。
潔さとは,体のいい,ご都合優先のポジティブワードだ。
そんな聞こえのいい言葉の陰に隠れて,自分を取り繕って,いったい何が生まれるというのか?
”潔さ” なんて,クソくらえだ!
しつこくしつこく,粘り強く,目の前のことをやりきるのだ。(位置 No. 12)
泥臭く,取り組んでいれば結果はついてくる。
人は,人のために生きているのではない。
やりたいことをやり尽くすために生きているのだ。(位置 No. 205)
人のために生きるのはやめて,やりたいことのために生きていこう。
既存のゲームの中で戦うのではなく,ルールを利用して,自分のやりたい新しいゲームを始める。そこに他のプレイヤーを参入させ,市場を広げて勝ちを独占する。プレイヤーから,ルールメイカーに ”転身” する。それが,ゲームチェンジャーのスタイルだ。(位置 No. 269)
欧州スタイルを身につけよう。
「成功させようとする意志や熱意,そして情熱が強ければ強いほど,成功への確率は高いのです。強い思い,情熱とは,寝ても覚めても,24 時間,そのことを考えている状態です」
稲盛さんは著書『成功への情熱』の中で,こう述べられている。(位置 No. 617)
情熱がなければ成功しない。
発信すると,意外な拡散がしばしば起こる。自分にはまったくなかった違う角度の意見が返ってくると,思考はさらに鍛えられるだろう。
受け取って考える作業と,考えて発信する作業と,双方向の行動が大切だ。
思考の往復は,確実に,人の個性に深みをもたらす。(位置 No. 889)
発信しなければ,意見なんてもらえない。
誰だって,ひとつの仕事にこだわる必要のない時代だ。
ネットをフル活用して自分の力で稼ぐ方法が,世の中にはあふれている。これからの時代には,仕事を 1 本に絞っている人のほうが少数派になっていくだろう。(位置 No. 1398)
仕事は一つだと思わない。本業以外にも,稼げる仕事を見つける。
君たちが投資をしたところで,上手くいく確率は低い。なぜなら,お金はお金をたくさん持っている人のところに集まるからだ。(位置 No. 1602)
円安や低金利のリスクを避けるために投資をする。
僕をビッグマウス呼ばわりしている人たちと僕とでは,きっと見ている景色が違いすぎるのだ。得ている情報のレベルや,思考力の差がありすぎて,目の前に広がっている現実の認識が,まったく別のものになっている。それをすり合わせるのは,至難の業だ。(位置 No. 1756)
思考力の差がありすぎる人とは,交わらないようにする。
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