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現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

思考力の地図 論理とひらめきを使いこなせる頭のつくり方

『思考力の地図 論理とひらめきを使いこなせる頭のつくり方』(細谷功KADOKAWA,2022年11月17日)を読了。

思考力は,新しいものや自分なりのもの,あるいはビジネスであれば他社との差別化を図るためのもの,つまり「違うもの」を生み出すための能力であり,それは変化が激しいときに特に重要な能力になる(位置 No. 160)

定例的な業務以外には,少なからず思考力が必要になる。

仮説思考力は結論から先に考えることで最善の答えを導き出す力です。仮説思考力が不得意な人は完璧主義者に多く見られます。これらの価値観が真逆だからです。完璧主義者は常に十分な時間をかけてミスをとにかくゼロに近づけようとしますが,これはスピード重視の状況ではネガティブに働きます。仕事ではおおむね 100 点近くの点数を取る,つまりミスがゼロの状況というのは時間のかけすぎのことが多く,限られた時間内に多少完璧ではなくてもスピーディーに物事を進めていくことが求められます。(位置 No. 219)

完璧であるよりも,スピーディーに物事を進めていくことが求められる。

実際のビジネスの現場ではしばしば「当初の目的を見失って,IT の導入そのものが目的になってしまう」という「手段の目的化」が起こりますが,これは「上位概念の喪失」という典型的な思考停止の状態であることが理解できるでしょう。(位置 No. 453)

手段が目的になっているのを見かけたら,当初の目的に立ち返る。

論理的であるとは,① 誰が見ても,② 話がつながっているということです。本書ではこの 2 つの要素をもって論理的であるというふうにしたいと思います。(位置 No. 818)

誰が見ても,話がつながっていると思わせるような資料作りを心掛ける。

日本人というのは国民全体が非常にハイコンテクストであるため,論理的思考が苦手な人が多いと唱える人もいます。

ただ昨今では,グローバルな環境や多様性の高い環境になってきています。そのため,ロジカルに考えるために前提条件をあらためて表現する姿勢の重要性が高まっていくことになるでしょう。(位置 No. 863)

今の時代,論理的思考が苦手だからといっても,立ち行かない。