社員のスキルをマネジメントする参考にしようと『従業員エンゲージメントを仕組み化する スキルマネジメント』(中塚敏明,クロスメディア・パブリッシング,2023年2月1日)を読了。
エイミー・C・エドモンドソン著,『恐れのない組織――「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす』(英治出版,2021)では,「安全性だけが高ければ良いのではなく,目的意識があってこそ,個人や会社の生産性の上昇が成立する」といった見解が語られています。(p. 61)
私のチームは,目的意識を共有できているだろうか。
企業における能力開発は,主に Off-JT (Off The Job Training) ・自己啓発・OJT (On the Job Training) の 3 つの手法に分かれます。(p. 78)
企業から OJT と Off-JT は,一定の水準で与えられる。自己啓発は,どれだけやるかは,それぞれに委ねられる。
セルフマネジメントの習慣を持つ人材が集まり,自律した個々のメンバーによって,チームマネジメントや組織マネジメントが行われていく。それが,理想的な人と組織のあり方だと私は考えています。(p. 106)
チームマネジメントや組織マネジメントを行うため,メンバーがセルフマネジメントの習慣を持つようにする。自律的なマネジメントというやつですな。
能力は「意識の光」を当て続けないと忘れさられます。評価項目を定めても,対象者が能力の獲得を意識した行動の継続を怠り,自身の行動を振り返る機会もなければ,その獲得までには至らないのです。(p. 131)
身につけてほしい能力には「意識の光」を当て続ける。
パーパスとは,ビジネスの世界では主に社会に貢献するための,「企業の存在意義」を意味します。(p. 184)
私が勤める企業の存在意義は何だろうか。パーパスを見失わないようにする。