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現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

ビジネス大学 30 分 プロジェクトマネジメント

『ビジネス大学 30 分 プロジェクトマネジメント』(延江俊輝,ユナイテッド・ブックス,2013年12月15日)を読了。

一般にプロジェクトとは「有効期間内に目的とする(有形無形の)成果物を生み出す活動」のことをいう。(位置 No. 39)

私はプロジェクトが好きだ。

ソフトウェア業界には「デスマーチ(死の行進)*1」という有名な言葉がある。極端に言えば「破綻する運命が見えているプロジェクト」を指すのだが,これの最も恐ろしいところは悪循環に陥りやすいところにある。(位置 No. 147)

破綻する運命が見えているプロジェクトには,関わりたくない。

システム開発は,発注者が成果物の利用者であることは少ない。発注者は利用部門のニーズを代弁する立場にあるが,現場の声を直接聞くと,相違点があることがよくある。そのため,利用部門の代表者もプロジェクトのメンバーに入っていることが望ましい。

参加が難しい場合は,説明会を開くなどして利用部門のニーズを汲み上げることが大切だ。ただし,利用部門が独走すると,仕様が際限なくふくらんで大幅に予算超過してしまうこともあるので注意が必要になる。(位置 No. 814)

現場の声は参考にするだけ。

*1:もともとは軍隊用語だったものを,米 IT 業界の先駆者である E・ヨードン氏が自著『死の行進―なぜソフトウェアプロジェクトは混乱するのか』の中で,「プロジェクトメンバーの負荷が高く,かつ成功率も低いプロジェクト」として定義した。