Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

Deep Skill ディープ・スキル 人と組織を巧みに動かす深くてさりげない「21 の技術」

会社の上司に薦められ『Deep Skill ディープ・スキル 人と組織を巧みに動かす深くてさりげない「21 の技術」』(石川明,ダイヤモンド社,2022年10月25日)を読了。

人や組織を動かすとは,「この人に任せてみたい」「この人に力を貸したい」「この人の言うことなら信用できる」などと,周囲の人たちに自発的に思ってもらうことにほかなりません。(p. 30)

周囲の人たちに,私はどのように思われているだろうか。

「専門性」を高めれば高めるほど,ビジネスの「本質」から遠ざかるリスクも高まってしまう。このパラドックスを常に意識しておかなければ,せっかく磨いた「専門性」が ”宝の持ち腐れ” になってしまう,いや,時にはビジネスを損ねる原因にすらなりかねないのです。(p. 95)

専門的になり過ぎないよう気をつける。

「世の中の ”不” を解消」するための方法について試行錯誤を重ねるなかで,結果としてビジネスモデルが生み出されているにすぎない(p. 97)

世の中の "不" はアイデアの種だと思い,気づいたことはメモしておく。

自分の考えていることや,頭の中にあることをさらけ出し,他者からフィードバックをもらうことによって,新たな「視点」が与えられる。それも,「考える」うえで欠かすことのできない重要なプロセスなのです。(p. 116)

自分の考えていること,頭の中にあることは,他者にも見えるようにする。

「企画」とは,理路整然とした事業アイデアをまとめ上げることではない。自分の「目的」を達成するまでの実行プロセスの「設計図」を画き出す――つまり,「企て」を「画く」ことを「企画」という(p. 172)

企画力は高めていきたいところ。

近年,「言語化力」の重要性が指摘されています。

これは実にもっともなことで,自分が頭の中で考えていることを言葉にして,それを相手が理解しやすいそうに整理して伝える「言語化力」は,ビジネスパーソンが仕事をしていくうえで欠かせないものです。(p. 182)

言語化力を身につけるため,論文を書く試験(IT ストラテジスト,システムアーキテクト,プロジェクトマネージャ)に挑んでいる。

言語化力」とは,本来,「自分が頭の中で考えていることを言葉にして,それを相手が理解しやすいように整理して伝える能力」のことですが,率直に言って,それはビジネスパーソンとして ”できて当たり前” のことです。

それよりも,「相手が頭の中で考えていることを言葉にして,それを相手が理解しやすいように整理して伝える能力」こそが,人と組織を巧みに動かす,本当の意味での「ディープ・スキル」なのです。(pp. 198 - 199)

仕事のできる人とできない人を見比べると,言語化力に差がありそう。

「本当に仕事ができる人」であれば,実力社長の「権力」の庇護のもとにあるときこそ,「反論するのが難しい人々」の気持ちを察し,彼らの声に謙虚に耳を傾け,丁寧に合意形成を図るはずです。(p. 210)

相手の気持ちを察し,耳を傾けてみよう。

このように「立場」を異にする両者が,それぞれの合理性を追求すれば異なる結論に至るのは当然のこと。双方ともに合理的な結論だからこそ,折り合う余地がなくなってしまうのです。(p. 216)

「立場」を異にする人とも折り合わなければならない場合もある。