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プロダクトマネジメントのすべて

プロダクトマネジメントのすべて 事業戦略・IT 開発・UX デザイン・マーケティングからチーム・組織経営まで』(及川 卓也・曽根原 春樹・小城 久美子,翔泳社,2021年3月3日 初版)を読了。

「プロダクトの成功」,「プロダクトを育てる」,「ステークホルダーをまとめ,プロダクトチームを率いる」,「プロダクトの置かれた状況を理解する」,「プロダクトマネージャーと組織の成長」,「プロダクトマネージャーに必要な基礎知識」の 6 つのパートで構成される。

プロダクトマネージャーの仕事を一言で述べると,「プロダクトを成功させること」に尽きる。まずは,「プロダクトが成功している」とはどのような状態であるかを考えてみよう。本書では,プロダクトの成功を生み出すのは以下の 3 つの要素であると定義する。(27 ページ)

  1. ビジョン
  2. ユーザー価値
  3. 事業収益

プロダクトマネージャーの仕事は「プロダクトを成功させること」に尽きる。

プロダクトの成功とは,ビジョンがあり,ユーザーに価値をもたらし,事業収益を得ること。

プロダクトマネージャーには 2 種類の仕事がある。プロダクトを育てることと,ステークホルダーをまとめプロダクトチームを率いることである。プロダクトマネージャーは,中長期の戦略立案,ビジョンの構築,プロダクトのビジネス,開発,UX(User Experience : ユーザー体験)のすべてのプロセスに携わり,ステークホルダーの承認を得たうえでプロダクトに関係する意思決定に責任をもつ。(35 ページ)

プロダクトマネージャーはプロダクトを育てるだけではなく,プロダクトチームを率いる仕事もある。

プロダクトの成功のためにはプロジェクトが成功していることが望ましい。プロジェクトマネジメントはプロダクトマネジメントの一部であるともいえる。(44 ページ)*1

プロジェクトマネジメントは,プロダクトマネジメントの一部。

ユーザーのことをより詳しく知れば知るほど,目指す世界であるビジョンにも新しい考えが生まれ,ビジョンの解像度が上がり Refine することができる。それによって解決できるユーザーのペインとゲインも変わる。ビジョンとユーザーの両方の視点で Refine することが必要である。(122 ページ)

ユーザーのことを知らなければ,解像度の高いビジョンを描くことはできない。

ユーザビリティ工学の第一人者であるヤコブ・ニールセンによると,ユーザービリティに関するユーザーインタビューは 5 人以上行えば必要なインサイトの 80 % 以上が得られるという結果がある。(160 ページ)

ユーザビリティに関するユーザインタビューは 5 人で十分。

アジャイルとは状態である」とよくいわれる。Do Agile ではなく Be Agile,すなわちアジャイルはするものではなく,状態なのである。(507 ページ)

アジャイルはするものではなく,状態。

Be Agile !

SQL が使えるようになると,Google Analytics や Firebase といったツールでは取得できないデータを分析できたり,エクセルの上限を超えてビッグデータを扱えたりと,より高度な分析ができるようになるという利点がある。(526 ページ)

SQL が使えないと,エクセルの上限を超えることはできない。

今日の世界を VUCA*2と表現するように,我々を取り巻く環境は安定するどころか,不安定感がつねにどこかに渦巻いている状態となった。世の中のさまざまな場面で複雑かつ可変要素があふれている中で,プロダクトを通して企業を成功に導くため,社内外の状況を把握し柔軟に動けるプロフェッショナルが求められている。それがプロダクトマネージャーである。(550 ページ)

VUCA な世界において,プロダクトを通して企業を成功に導くプロフェッショナル,それがプロダクトマネージャーである。

*1:日本ではプロジェクトマネージャーのことを PM とよび,プロダクトマネージャーも PM あるいは PdM とよぶ人もいる。一方,欧米ではプロダクトマネージャーを PM,プロジェクトマネージャーを PJM とよんでいる。

*2:Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity の頭文字で,物事が変動し続け不安定かつ予測不能なことを表す