Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

無駄な仕事が全部消える超効率ハック

2021年11月17日作成

『無駄な仕事が全部消える超効率ハック』(羽田 康祐 k_bird,フォレスト出版,2020年10月11日 初版)を読了。

段取り計画の立て方(位置 No. 561)

  1. ゴールまでの作業を分解して洗い出す
  2. 洗い出した作業をスケジュールに並べる
  3. 作業ごとに成果物の内容・レベルを決める
  4. 作業ごとに役割分担を決める

知らぬ間(暗黙のうち)にやっている段取り計画。

小さなプロジェクトであれば問題ないが,大きいプロジェクトになれば,見えるようにしなければ,見通しも立てられない。

仕事が早い人とは,作業スピードが速い人ではなく,必要のない作業を見極めて,やめてしまえる人です。(位置 No. 577)

仕事が早い人は,最短で成果まで到達するが,仕事の遅い人は,作業ばかりやっていて,成果まで到達できない。

個々の作業を「得意な人」に役割分担することで,1 人が自力でがんばるより,はるかに短い時間で,質の高い成果が生み出せるはずです。(位置 No. 630)

作業に分解してしまえば,それを人にバラまき,みんなで作業を進める。

情報収集は「判断」に役立てるためにする(位置 No. 1231)

判断の役に立たないような情報を集めることはしない。

資料の装飾を考える際には,本質的な要素を際立たせるために何を削ぎ落して,何を強調するのかを考え抜かなければいけません。(位置 No. 1503)

誰に,何を伝えたいのか,をよく考えながら資料の装飾を行う。

会議の議論が噛み合わない4パターンと対処法(位置 No. 1725)

前提が揃っていない 参加メンバーが置いている前提を浮き彫りにし,前提を揃えにいく
論点が脱線する 「1つの論点に対して結論が出たら,次の論点に移る」という原則を守る
ささいな論点に縛られる 結論を仮置きして先に進める提案をする
その場で答えが出ない論点に縛られる 「何がわかれば答えが出せるか?」について認識を合わせる

議論を始める前に,前提を揃えるところから始める。

インプットした知識を「自分の言葉に置き換えて理解する」というプロセスを踏むと「自分の経験」や「自分を取り巻く環境」などに関連付けて理解することができるので,単なる暗記よりもはるかに忘れにくくなります。また「与えられた知識」という他人事感覚から,「自分の解釈を経た言葉」という自分事に置き換わった知識になるので,自分の言葉でアウトプットしやすくなります。(位置 No. 1931)

インプットした知識をアウトプットすることで,知識を自分のものにしていける。

私が Web ページや Blog を書くのは,知識を自分のものにするため。

もちろん,本業においてもインプットした知識を資料にすることで,知識を自分のものにしている。

筆者がおすすめしている「投資の読書」とは,読書の目的を「情報収取」や「知識の取得」に留めずに,「思考を巡らせて,自分なりの見解を生み出す」ことを目的とした読書のことを指します。

情報や知識は,時間が経つにつれ「誰もが知っていること」になっていきますが,自分なりの見解は「自分独自の物の見方」として未来に活用していけるので,私は「投資の読書」と呼んでいます。(位置 No. 1980)

ただ本を読むだけでなく,「思考を巡らせること」「自分なりの見解を生み出すこと」を意識してみたい。

結局は「考えること」が先にあっての行動ですから,これらの業務の質や生産性を高めるためには,大本にある「思考力」が重要になってくるのです。(位置 No. 2072)

思考力を高めることで,業務の質や生産性の向上につなげる。

いったんロジカルシンキングをマスターすると「物事を体系化する力」や「物事の因果関係を見抜く力」が身につくので,次のような能力を向上させることができます。(位置 No. 2077)

  • コミュニケーション力:相手の主張を体系的に理解し,自分の主張を体系的に説明する力
  • 段取り力:段取り全体を個別作業に分解し,スムーズに進める力
  • 分析力:全体の構成要素に分解して,個々の要素の特徴や関係を見抜く力
  • 提案力:結論と根拠の因果関係を明確にして提案する力
  • 問題解決力:問題を引き起こす原因を特定して,解決策を考える力

やり過ぎに思われるくらい,ロジカルに物事を考えてみる。

そうすることで,コミュニケーション力,段取り力,分析力,提案力,問題解決力を高めていく。

中国には「授人以魚 不如授人以漁」という言葉があります。これを日本語に訳すと「人に魚を与えても 1 日しか生きていけないが,人に釣りを教えれば一生食べていける」という意味だそうです。(位置 No. 2156)

「18 歳以下 1 人当たり 10 万円」ではない,選択肢はないのだろうか。

優秀な人の「頭の使い方」を学ぶ(位置 No. 2169)

  • 視野を広げる
  • 視座の違いに着目する
  • 視点を増やす
  • 時間軸を切り替える
  • 考え方の流れを理解する

物事の捉え方を変えるために,頭の使い方を変えてみよう。

「この世の中に "正解" など存在しない。未来に向けた "可能性" があるだけ」(位置 No. 2472)

正解を求めるのではなく,可能性を求める。

「概念と具体を自由自在に横断する頭の使い方」をマスターすれば,才能の有無にかかわらず,誰でも多くのアイデアを生み出すことができるようになります。(位置 No. 2723)

概念と具体を何度も往復することで,アイデアを生み出す。

現状を変える抜本的なアイデアを生み出したいなら,まずは「理想のゴールとは何か?」を考え,「そのゴールを達成するために必要な条件は何か?」を洗い出し,「その条件を満たすには,どのような段取りと資源(人・モノ・金)が必要か?」という順番で考えるようにしましょう。(位置 No. 2892)

足元の課題からではなく,理想のゴールから考えるようにしよう。