2020年12月2日
『21 世紀を生き抜く 3 + 1 の力』(佐々木 裕子,ディスカヴァー・トゥエンティワン,2014年5月20日)を読了。
21 世紀を生き抜かなければならない私たちは,少なくとも 75 歳くらいまでは「働き続ける」前提で,心と体とスキルの準備をしておく必要がありそうです。(位置 No. 337)
体力が維持できるよう,適度な運動はし続けたい。
なぜ成功しない人がいるかというと,それは考える努力をしないからだ。ほとんどすべての人間は,「もうこれ以上アイデアを考えるのは不可能だ」というところまで行き着き,そこでやる気をなくしてしまう。いよいよこれからだというのに。(トーマス・エジソン)(位置 No. 582)
限界を超えたときに,成功のカギが見つかる。
そういう中で,自分は何がしたいのか。どういう生き方をしたいのか。
なぜいまの仕事や勉強をしているのか。自分はどこに向かって行きたいのか。
(中略)
「変化を創り活かす人」と「変化に呑まれてしまう人」の最初の分かれ道は,実はこの,「目指すものを決める力」から始まるのではないでしょうか。(位置 No. 628)
どこに向かって行きたいのか,はしっかり決めておく。
目指すものがなければ,途中で迷走し,変化に呑まれてしまう。
「ゴール設定がブレなくて,そこに注げる熱量が一定以上あれば,多少方法論が甘くてもなんとかなる。最短距離をいけるかどうかよりも,何事にもちゃんとゴール設定できるかということが,大事だと思います」(位置 No. 722)
ブレずに,一定以上の熱量があれば,なんとかなる。
本当にその通りだ。
特に,日々進化していく世界との関係を「良好」に保つうえでも,自分の「考える力」をフレッシュに保ち,活性化させるためにも,自分の周りの見えない境界線の外に出て,新しい事実や数字に触れることを,定期的・意識的に行うことが重要です。(位置 No. 907)
新しいことに触れることで,凝り固まった頭をフレッシュにする。
「この場は,通常業務の延長ではない。むしろ思い切り飛んで自由になるべき場なのだ」
という,一貫した場のメッセージと価値観を「体験的」に創り上げたのです。(位置 No. 987)
自由に楽しんでやることを貫きたい。
- 答えを出すべき「本質的な問い」を極めて明確に定義している。そして,一貫してその一点のみにチームの頭を集中させている。
- チームの意見や知識をフラットに引き出し,その背景とロジックを理解・比較しながら,最後は自分で判断・決定している
- たとえ難しい壁にぶち当たっても決して逃げず,問題解決をやめない(位置 No. 1079)
解くべき問を見つけて,それに挑んでいく。
- ブレない明確なゴールを示す。
- そこに向かうために人々が編み出した,知恵や意見をフラットにきちんと理解する。
- それらを机に並べて,先を見据え全体を見たうえで,自分がベストな判断をする。
- たとえ難しい壁にぶち当たっても,簡単に問題解決を諦めない(位置 No. 1094)
課題解決できるか否かが,21 世紀を生き抜くことができるか否か,なのだろう。
「共創する力」の最後の大きなハードルは,アイデアを具体的な形にして,まずはやってみることです。
TechShop の CEO が言うように,会議室や机の上での議論を重ね続けるよりも,実際に何らかの形に落としてやってみて,ワークするかどうかを見るほうが,はるかに実践的で速い,ということがどんどん増えています。(位置 No. 1106)
100 の議論よりも 1 の実証。
実践してみることでしかわからないこともある。
- Be Proactive(自分で考え,動け)
- Take Responsibility(責任をもて)
- Play Flat-out(全力でやり通せ)
- Ask Questions(質問せよ)
- Test and Validate All Assumption(すべて試して検証せよ)
- Write it Down(すべて書き出せ)
- Don't Hide Mistakes(ミスを隠すな,仲間の教訓にもなる)
- Know Your System Thoroughly(システム全体を掌握せよ)
- Think Ahead(常に,先を意識せよ)
- Respect Your Teammates(仲間を尊重し,信頼せよ)(位置 No. 1187)
10 項目は基本的なことかもしれないが,大事なこと。
そして,すべて実践している人は,ほとんど見かけない。
一見機会が非常に均等になったように見えるけれど,受ける側が「学びとは何か」がちゃんと分かっていないと,格差は広がる一方になってしまう。結局,自分が何を選び取るかですから。(位置 No. 1686)
学びを得る場はたくさんある。
そこから,自分は何を得たいのか,しっかり選択していく。