2020年9月27日作成，2021年6月13日更新
『RPA の威力～ロボットと共に生きる働き方改革～』（安部 慶喜，金弘 潤一郎，日経 BP 社，2017年11月20日）を読了。
真の働き方改革とは？
創造的な業務に時間を使わなくては，グローバルな競争に勝ち抜けない。総労働時間の短縮だけを目的とした見かけ上の働き方改革から脱却して，創造的な業務に費やせる時間の確保を目指した真の働き方改革を目指す。（p. 33）
創造的な業務に費やせる時間を確保できたとしても，創造的な業務ができるとは限らない。
創造的な業務をしていなかった人が，急に創造的になれるとは思えない。
「ロボットに仕事を取られるのではなく，これからはロボットに仕事を任せて，我々はもっと質の高い仕事にシフトしていく時代なのだ」by ブリジストン中国 永江 裕二 氏（p. 113）
質の低い仕事しかしていなかった人が，急に質の高い仕事にシフトできない。
質を高めていくためのファシリテートが必要か。
プロセスイノベータは，新しい技術やサービスが出てきた時，それらを自社で活用した場合にどの程度の恩恵があるかを考える力を持っており，具体的にどういうプロセスにどういう形で導入していったらよいかを構想し，自社のデジタルレイバー・プラットフォームに組み込む役割を担う人材である。（p. 196）
新しい技術やサービスへのアンテナは，高くしておかねばならない。
rpa-japan.com一般社団法人 日本 RPA 協会の基本理念は，「デジタル労働者のプラットフォーム化を全国に確立し，日本の労働力問題対策と企業経営の DX 化推進への寄与する」とある。その理念に基づき，カテゴリーに「DX」を加えた。
