2020年5月25日更新
『どうしてそんなに“おバカ”なの?』(竹内 一郎,フォレスト出版,2013年9月1日発行)を読了。
これは,言葉による伝達(バーバル・コミュニケーション)よりも,言葉以外の情報の伝達(のんバーバル・コミュニケーション)のほうが,情報の伝達力が高いことを示しています。(p. 19)
メールよりも電話のほうが,情報の伝達力は高いのか。
しかし,仕事とは本来,自分,あるいは他人のアタマと体を使って目標に向かって邁進し,具体的な成果を上げなくてはならないものです。あらゆる情報を駆使して相手と交渉し,説得・納得させ,結果を残すことが求められます。(p. 22)
相手に納得してもらわなければ,結果は残せない。
そのためには,事前に,話す内容をアタマのなかでまとめることを習慣づけましょう。6W1H や起承転結を意識し,話の目的や結論(自分が言いたいこと)を整理してから話し始めれば,「あれ」なんて言葉は使わずに済むはずです。(p. 36)
目的と結論を意識して,話をする。
現状に満足し,充実した人生を送っている(リア充な)人は,けっして自慢話などしないものです。もしも,自分が“つい”自慢話をしてしまうタイプだと思われる方は,気をつけましょう。他人の“過去の栄光”を聞いてうれしい人なんていませんから。(p. 75)
自慢話はしない。
自慢話を聞いて,うれしい人なんていない。
ピーター・ドラッカーは言っています。「会議は原則ではなく,例外にしなければならない」と。
私もそう思います。例外であるべき会議が頻繁に行われるのは,どこかに問題があると思いませんか?(p. 95)
会議しなくてもいいように,仕事を進めていく。
チームで仕事をする体制を整えるのもいいと思います。
責任や仕事量を分散させて,その人にかかる負荷や負担を減らすことで,当人に心理的な余裕が生まれ,物事を柔軟に考えられるようになるかもしれません。(p. 126)
一人で抱え込まないで,誰かと課題を共有することで,心理的な余裕を持つ。
テリトリー内の仕事しかしない,という消極的な姿勢は,けっして評価されません。
人の手伝いという意識を捨て,自分のために,テリトリーの外へ飛び出す勇気を持ってください。(p. 162)
テリトリーの中でしか,生きていけない人にはならない。
お互いに協力し,何かあったときにフォローし合うことでより大きな力を発揮し,多くの成果を達成することが組織の利点の1つです。フォローできないような体制では,組織とは言えません。(p. 181)
フォローできなければ,組織である意味がない。
個人で戦える人なんて,少ないはずだ。
人というのは多面性を持っています。ある一面だけを見て“こういう人だ”と決めつけてしまってはいけません(あなたには見せていない別の面もきっとあるはずです)。
また,人は変わります。以前はただの遊び人だった人が,社会に出て荒波に揉まれ,成長し,立派な経営者になったりもしてるでしょう?(p. 194)
人は変わる。
一方で,変わらない人もいることも事実。