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現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

続ける力 仕事・勉強で成功する王道 伊藤 真

2020年3月9日更新

『続ける力 仕事・勉強で成功する王道』(伊藤 真,幻冬舎新書,2008年3月30日発行)を読了。

「全体から部分へ」ということもメソッドの重要なポイントなのです。
同時に,勉強を始めたらすぐに,試験で実際に出題された問題を見てもらいます。
最終的にどういう問題を解けるようになればいいのかを知ることで,努力の方向性が定まり,モチベーションを維持しやすくなります。(p. 41)

全体が見えれば,部分部分でどこまでやればいいのかわかる。

ゲーテは「人間は努力するかぎり迷うものだ」と言いました。私もよく受験生に「スランプにつきあたってこそ一人前」と言います。がんばって目標に近づいてきた証拠として,自分をほめてやってもいいぐらいです。(p. 57)

迷わないということは努力が足りないということ。
迷いながら強くなる。

本当は努力不足で実力が伸びないだけなのに,「この講座じゃダメだ」「この参考書じゃダメだ」と,次々と余計なものに手を出していくのは,典型的な自滅のパターンです。(p. 90)

自分の努力不足を,自分以外のもののせいにしない。

したがって,効率のよさだけを考えれば,一人のリーダーが即断即決でものごとを進めていく独裁政治のほうが,はるかにすぐれています。徳の高いリーダーが,すべての人の幸せを考えて,立派な政治を行ってくれるなら,国民としてはこれほどラクなことはない。
そのような政治は一時的には可能かもしれません。
しかし,人間は,絶大な権力を手にしてもおごらず利他の精神を持ち続けられるほど,強い存在ではありません。また,かりに完璧な為政者がいたとしても,そのような人物が何代にもわたって出現し続けることはありえない。人類はそれを歴史の教訓として学んできました。(p. 174)

ベターな選択肢としての「民主主義」と心得る。

人間は誰もが必ず死ぬという「結果」がわかっているからといって,結果どおりに早く死んでしまえばいい,とは誰も思いません。子孫を次世代に残すという生物としての機能を果たし終えたあとでも,まだ多くの人間には命が残されています。(p. 182)

人間は,子孫を次世代に残すという「結果」だけでなく,「プロセス」に意味を見出さずにはいられない存在。

続ける力―仕事・勉強で成功する王道 (幻冬舎新書)

続ける力―仕事・勉強で成功する王道 (幻冬舎新書)

  • 作者:伊藤 真
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2008/03/01
  • メディア: 新書