Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

堀江貴文 君はどこにでも行ける

2019年11月24日更新

日本人が,日本礼賛と周辺国叩きをしたところで,"Japan as No. 1"(世界一の日本),だった頃の風景が,取り戻せるわけではない。(p. 30)

 世界一の日本ではなくなっていることを自覚しなければならない。日本は後退期に入りつつあること,アジア唯一の先進国ではないという現実を受け止める。

J リーグの現状は,ポテンシャルが高いのに動こうとしない,「いまのままで満足」「リスクを取りたくない」という,現代日本人の像と重なっている。(p. 43)

 「リスク」を取らなければ,「テイク」は得られないのは自明。現状を打破し続けなければ,何も変わらない。

多数を占めるマイルドヤンキー層は,より強くこの国に固着しがちになっていく。数が膨れ上がっていくのは,マイルドヤンキーだ。生まれ育った地元に残る志向が強く,新しい出会いより,昔からの仲間を大事にする。IT への関心やスキルが低く,情報の質も量も足りない。(p. 53)

私の立ち位置もマイルドヤンキーかもしれない。ただ,マイルドヤンキーであったとしても,新しい情報は取り入れるようにしていきたい。

遊びがビジネスになったとき,誰が儲かるか?当然,遊びの達人だ。コンサルティングビジネスと同様に,遊びを極めた者だけが持っている知識が,高い値段で売れるようになる。ロボットに代用されない生き方の一つにこういう明るい可能性がある。遊びを極めれば,仕事になる。これまでとは逆の考え方が,一つの勝ちパターンになっていくのだ。(p. 105)

 遊びをビジネスにする。そして,遊びを楽しみながら,お金を稼ぐ。とてもいい話のように思えるが,遊びからビジネスへの転換できるものを考えることはとても難しい。

公道を使ったレースが,これだけ盛り上がるのは,北欧の国民性も関係している。日本より早い段階で成熟社会に移行しており,労働に時間を費やすより,いかに充実した余暇を過ごすのかを大事にしている。アイアンマンレースも,短い夏を全力で楽しもうというマインドがあふれていた。(p. 154)

 働き方改革が声高に叫ばれている。休暇を取得し,余暇が増えても,無為に過ごすだけではダメ。目指すべきは,いかに充実した余暇を過ごすかということ。充実した余暇が,仕事にいい影響を及ぼす。

リープフロッグ(カエル跳び)現象

普通,技術は段階的な進化を遂げるが,従来のスタンダードなインフラの導入を飛ばして,現在のニーズにあった最新技術のインフラを利用して,一気に最先端に進化する現象だ。(p. 168)

 電力インフラがないところに,最新の技術で電力インフラを整備することを考える。そこでは,大きな電力システムと小さな電力システムのどちらを志向されるか。

 僕のようにブロックチェーンの仕組みを理解している技術者と企業が,現地で正しく環境を整えれば,「コストをかけずに銀行ができるならいいじゃん!」というノリで,アフリカ諸国は続々導入していくだろう。(p. 172)

 コストをかけずに銀行ができてきたとき,メガバンクはどのような対抗措置をとるのか注目。

星野リゾートは,国内のさびれてしまった有名ホテルを続々と買い,投資家に土地と上物を預け,リノベーションしたホテルで運営に専念。そこでお客さんに最高の寛ぎを提供している。オペレーションと資産所有を切り離し,ミドルリスク・ミドルリターンの経営が成功している。(pp. 190 - 191)

 得意分野の事業に注力する。大きな成長が望めない日本では,ミドルリスク・ミドルリターンであれば十分か。

要は,「手間をかけた時間が,料理の味に直結する」という”思い込み”を,みんな取り払えないのだ。料理で求められるのは修行の時間ではない。味だ。少なくとも僕は,飲食店に行って,それ以外のものは求めない。(p. 206)

 下積みの時間の長さで,料理がおいしくなるわけではない。ただ,手間をかけた料理には,敬意を払いたい。

日本人は,なぜかお金ばかりを惜しむ傾向がある。高いから設備投資せずに人手で仕事をまかなうとか,移動にお金がかかるから長距離バスに乗るとか,バカバカしすぎる。

惜しむべきは,お金ではない。時間だ。時間は命なのだ。(p. 208)

 人を減らす。そのためには,効率化して一人ひとりの時間を創出する。

世界各地のあらゆる場所を旅することへの抵抗は,どんどん減っていっている。グローバル体験をすればするほど,自分を縛り付けている常識がいかに砂上の楼閣のようなものであったかが,よく分かるようになった。(p. 251)

 自分の常識を疑う。そのためには,今まで経験したことのない体験が必要。新しい体験を求めて,旅に出てみようか。

君はどこにでも行ける

君はどこにでも行ける