2020年7月11日更新
はじめに~すのこを DIY する動機~
敷布団の下に「すのこ(簀の子)*1」を設置すること,つまり敷布団の下に空間をつくること,それが私の夢でした。
しかし,ホームセンターや家具屋にあるような既製の「すのこ」では,私が使用している敷布団にぴったりフィットするサイズのものはありません。
そこで,私が使用している敷布団にぴったりフィットする「すのこ」を DIY*2 で製作することにしました。
本稿は,「すのこ」の設計,資材調達,組立までをまとめたものです。
敷布団にジャストフィットする「すのこ」設計
まず,敷布団にジャストフィットする「すのこ」を設計します。
シングルサイズの敷布団は,一般的に 1,000 ㎜ × 2,000 ㎜ です。
ただし,敷布団をパイプベッドの上で使用しているため,パイプベッドの幅 970 ㎜ が制約条件となります。
また,970 mm × 2,000 mm の「すのこ」では,持ち運びが困難になると考え,二分割できる「すのこ」にします。
対称性を持たせるため,「すのこ」1 つ当たりの寸法は 970 mm × 970 mmとしました。
単純な構造ではありますが,「すのこ」の製作に必要な材料の数量を見積もるため,概略の設計図を描きます。
設計図から見積もられる材料は以下の通りです。
- 45 × 18 × 970 mm の木材 8 本
- 60 × 15 × 970 mm の木材 20 本
- ビス 160 本程度
図 敷布団の下の「すのこ」設計図
ホームセンターで「すのこ」の材料を調達
「すのこ」製作に必要な材料は,ホームセンターで調達します。
マイカーで持ち運ぶことができる寸法(長さ 2,000 ㎜ まで)で材料を調達します。
- 赤松 胴縁 45 × 18 × 2,000 mm・・・6 本 @ 160 円
- 赤松 貫き 60 × 15 × 2000 mm・・・10 本 @ 190 円
- スリムビス φ3.3 × 25 mm・・・200 本 @ 1.8 円
調達した材料の費用は,3,220 円(税抜)となりました。
「すのこ」の組立
調達した材料を設計図の寸法に切り出し,設計図通り「すのこ」を組み立てます。
材料の切断から「すのこ」組立完成まで,およそ 2 時間でした。
敷布団の下に置くためだけの「すのこ」であるので,そこそこの精度で切り出し,そこそこの精度で組み立てています。
そこそこの精度で(つまりは適当に)製作したけれど,写真を見るとまともな「すのこ」に見えませんか。
写真 敷布団用すのこ完成写真
後日談
2020年7月11日現在,敷布団用すのこに不具合はありません。