Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

対称性から見た物質・素粒子・宇宙

対称性から見た物質・素粒子・宇宙 鏡の不思議から超対称性理論へ」(広瀬立成、ブルーバックス)を読みました。僕はギリシャ時代の人と同じように漠然と「対称な世界は美しい」、「高貴な世界である」と考えています。きっと僕らが生きる高貴な宇宙も、物質も対称であるに違いない、などと漠然と考えてみたり。
また、いつか自分の稼いだお金で家を建てるとき、ベルサイユ宮殿ほどの規模は無理だけれど、対称性にこだわってみたいな、と考えていたり。
このように若干、対称性にこだわりを持っていたので、この本を見つけたとき、迷わず買いました。

本の中では身のまわりの対称性(例えば鏡とか)について語られたあと、電磁気学、原子論、量子力学相対性理論と進んでいきます。そして最終的に超ひも理論(あるいは超弦理論)などの話に至ります。まあ例のごとく、クオークレプトンが登場してくるあたりから、イメージしにくいことだらけになるけれど、「対称性」ということをテーマに書かれていたので最後まで興味深く読むことができました。

対称性、それがまだ見ぬ未完の大統一理論のカギになると漠然と考えさせられる一冊でした。
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