Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

孫正義 リーダーのための意思決定の極意

孫正義 リーダーのための意思決定の極意』(光文社,2011年6月20日)を読了。

買収先企業といかに統合を図るか。あなたがリーダーなら,どちらを選びますか。

  • A : 相手側のマネジメントやルールを尊重しつつテイクオフを図る
  • B : こちらのやり方を導入して一気に統合を図る

A による経営統合はすべて失敗。ボーダフォン・ジャパン買収では不退転の決意で B を行った。(位置 No. 830)

経営統合を行う機会があったときには,B を選ぼう。

われわれのビジョンはすでに出しました。世界のトップ 10,時価総額 200 兆円。金額も明確に示さないといけない。「世界の人々に喜ばれる会社になる」なんていう抽象論だけでは,追い込み方が足りないということですね。(位置 No. 967)

抽象的なビジョンではなく,明確なビジョンが必要(定量的なビジョン)。

あなたのためなら腕の一本,足の一本を捨てる覚悟がある。場合によっては命さえも捨てる,そのくらいあなたと志を共有する「将」をどれだけ部下に持てるか。これができるかどうかが,あなたが大きな山を引っ張ることができる大将の器かどうかをはかることになります。自分一人では何もできない。真の大将になるためには,自分を支える 10 人の,気心の通じ合った,志を共有する将を得なければなりません。(位置 No. 1141)

真の大将になるためには,志を共有する「将」をどれだけ部下に持てるかにかかっている。今,私の志を共有してくれる「将」はどれほどいるか。

行き当たりばったりの,まぐれで実った果実は翌年には実らない。そのときの根性だけで得たものも続かない。成功のためには仕組みやシステムをつくる必要があり,そして成功のための法則をつくらないと,大きな組織をつくることはできない。(位置 No. 1161)

成功のための仕組みやシステムをつくる。仕組みやシステムづくりには,妥協しない。

なるべくしてならなきゃいけない。まぐれ当たりは絶対に続かないということです。だからビジョンを描いたら,そのビジョンが本当に正しいものなのか,情報収集を徹底的に行う。それが絶対に必要なんです。(位置 No. 1232)

なるべくしてなっているか確認するため,情報収集は欠かせない。