Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

改訂版 データ分析のできない社員はいらない

『改訂版 データ分析のできない社員はいらない』(平井明夫,クロスメディア・パブリッシング,令和5年1月1日)を読了。

筆者は,IT 業界のコンサルタントとして長年にわたり,「ビジネス・インテリジェンス」と呼ばれるデータ分析システムの導入に携わってきました。

なにやら聞きなれない言葉と思った人もいると思いますが,この言葉は 1989 年に当時米国の市場アナリストだったハワード・ドレスナー氏が提唱したもので,簡単に言うと,「専門家に頼ることなく,社内の誰もが会社内に蓄積されたデータを使用し,さまざまな分析を行い,経営に生かすことができるようにする仕組みづくり」です。(位置 No. 3)

ビジネス・インテリジェンス(BI)のルーツを初めて知った。

多次元分析とは,複数の視点(分析軸)からデータを分析することで,「結果の評価」,「原因の探索」,「検証」までを正しく行うための手法です。多次元分析を行ううえでは,集約レベルのデータに分析軸を加えて内訳を見たり,他の分析軸に切り替えたり,複数の分析軸を重ねたりといった,柔軟な視点の切り替えが要求されます。(位置 No. 407)

多次元分析を自由自在に行っている人が近くにいたらいいな,と思う。少なくとも私の周りには,存在しない。