『ジェフ・ベゾスの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実』(ヘレナ・ハント,文響社,2022年10月14日)を読了。
年間 2300 パーセントで成長しているものがあれば,即座に行動すべきである。危機感はあなたの最大の財産となる。(p. 26)
――企業に関する AB ディック・レクチャー 1998年3月21日
成長率が高いものを見つけて,何ができるかを考え,行動する。
一番後悔するのは,やってしまったことではなく,やらなかったことである。(p. 71)
――「アメリカン・アカデミー・オブ・アチーヴメント」インタビュー 2001年5月4日
やらなかったことを後悔しないように,やる。
事実にもとづく決定の優れた点は,ヒエラルキーにとらわれない点だ。事実にもとづく決定なら,会社に入りたての新入社員がベテラン社員を言い負かすこともできる。(p. 85)
――『ファスト・カンパニー』誌 2004年8月1日
事実にもとづき,決定を導き出せば,否定されることはない。
顧客の話に耳を傾けること。
ただし傾けるだけではいけません――彼らのためにできることを考えるのです。(p. 125)
――株主への書簡 2010年4月14日
顧客の話に耳を傾け,できることを考える。
真の革新とは,発明するだけでなく,そこから改善していくことである。物事を変えるのは難しくないが,物事をいい方向に変えるのは難しい。(p. 132)
――エディソン・ネイション・ビデオ・シリーズ 2011年4月
常に改善していかなければ,真の改革は得られない。
世の中に存在する問題の大半には,すでに何らかの解決策がある。
しかしすべての解決策には改善の余地がある。
まだ完璧なものは存在しない,と私は思う。(p. 134)
――エディション・ネイション・ビデオ・シリーズ 2011年4月
世の中にある問題の解決策を適用しつつ,解決策を改善していく。
すべての会議は,箇条書きではない 6 ページのメモで構成されている。自分の考えを文や段落からなるきちんとした文章にしようと思ったら,深く,明確な思考が絶対に必要となる。(p. 145)
――「チャーリー・ローズ」インタビュー 2012年11月16日
6 ページのメモを真似してみようか。
この社会のすべては時代とともによくなっている。心からそう思う。
私は楽観主義者だ。
だから「古き良き時代」という神話は――たいていただの神話である。(p. 155)
――「フォー・ピークス」インタビュー 2013年9月13日
「昔はよかった」というのは神話であると心得,耳を傾ける。
現状に満足している者が変化を受け入れるのはとても難しい。
非常に難しい。
そして過去を美化するのは簡単だ。
しかし,たいていそれは正しくない。(p. 170)
――ビジネス・インサイダー 2014年12月13日
現状に満足しない。過去を美化しない。
大半の決断は,70 パーセントの確信でなされるべきです。
90 パーセントを求めたら,たいてい手遅れになります。(p. 205)
――株主への書簡 2017年4月12日
決断の確信を高めるために時間を費やしていては,出遅れてしまう。