『「データと対話」で職場を変える技術 サーベイ・フィードバック入門 これからの組織開発の教科書』(中原淳,PHP 研究所,2020年2月20日)を読了。
マネジメントの鉄則とは「見える化できないものは,マネージできない」です。(位置 No. 714)
マネージするために,見える化する。
現場の人々に解釈されて,意味づけられて(スループット)
人・組織・職場を変える(アウトプット)(位置 No. 763)
正しい組織の変わり方。
多くの人は,どんな数字を見せられても,それを自分に都合良く意味づけ,「行為を変えないこと」を主体的かつ能動的に「選択」しているのです。(位置 No. 777)
自分に都合良く数字を意味づけない。
「現場の人たちのあいだで対話が行われず,エビデンスに納得していなかったから」(位置 No. 795)
数字でエビデンスを示して,現場の人たちと対話する。
危機感を叫ぶだけでは,人は動きません。
そこには,重い腰をあげるだけのデータが必要なのです。(位置 No. 880)
危機感を叫んでも,納得は得られない。データで危機感を示す。
コッターの 8 段階モデル(位置 No. 1935)
- 危機意識を高める(センス・オブ・アージェンシー)
- 変革推進のための連帯チーム(コアチーム,変革チーム)を築く
- ビジョンと戦略を生み出す
- 変革のためのビジョンを周知徹底する
- 従業員の自発を促す(自発的にビジョンに従って行動する)
- 短期的成果を実現する(スモールステップで早く成果が出るものを実現)
- 成果を生かして,さらなる変革を推進する
- 新しい方法を企業文化に定着させる
1. ~ 4. はできているか。従業員の自発を促すフェーズに突入して 3 年経過するが,その先にはなかなか進まない。
「Why do?(なぜその組織を変えていかなければならないのか)」
「Why now?(なぜ今立ち上がらなければならないのか)」
「Why us?(なぜ私たちがやらなければならないのか)」(位置 No. 1949)
まずは,Why から始めよ。
- お互いの考えをリスペクトしたうえで,「ここまではわかりあえて,ここからはわかりあえない」という分岐点を明らかにし,確認し合うこと
- そのうえで,全員の意見が一致しなくても,最後は決めること(位置 No. 2432)
これが「民主主義的に決める」ということ。
弊社では,社員の行動指針として,「Go Bold(大胆にやろう)」「All for One(全ては成功のために)」「Be a Pro(プロフェッショナルであれ)」という 3 つのバリューを定めています。(位置 No. 2975)
私の会社の行動指針は,守りに偏っているか。