Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち

『ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち』(ピョートル・フェリクス・グジバチ,大和書房,2018年3月1日)を読了。

日本人にとってエリートとは,「有名大学を卒業し,一部上場の大手企業に就職し,順調に出世コースに乗っている人」というイメージがあるようです。でも,大手企業に就職しても,入社 5 年目くらいにコアメンバーに選ばれるかどうかで,エリート/ノンエリートの選別がなされてしまう。これが現実です。(9 ページ)

日本人にとってのエリートは,新しい価値を生み出し世界を変える人ではないか。

僕の会社では,接しているビジネスパーソンを 5 つの層に分類しています。(11 - 12 ページ)

  1. 変革層(社会に魔法をかけ,変革を起こす影響力を実際に持っている)
  2. 実践層(「こうしたら変わるかな」「やっぱりこうしよう」という実験と工夫を繰り返し実践している)
  3. 変えたい層(「変えなきゃ」「どうしたら変えられるのかな?」と思いつつも実行力と勇気が足りない)
  4. 気づいた層(「このままじゃダメだ」「でもグーグルみたいにはなれないし」などと,課題を自覚しつつも,半ばあきらめていて行動力も低い)
  5. ゆでガエル層(現状で満足していて,変化の必要性に気がついていない)

私の会社では,ゆでガエル層が多いのではないか。

これからの時代をリードする人材は,確かなビジョンを持っています。ビジョンとは,「こういう世界を描きたい」「こういう世界を見たい」というイメージのこと。

その「見たい世界」を作るために,自分がやるべきこと=ミッションを探し出し,そのミッションを果たしていきます。(43 ページ)

ビジョンなくして,ミッションなし。

今,自分の仕事に自己実現の要素を感じられない人は,仕事の内容を見直す必要があります。アウトプットにプライドが持てず,プロセスを楽しめないような仕事を減らし,もっと価値のある仕事を増やす努力をすべきです。(54 ページ)

私の仕事に自己実現の要素を感じている。

ビジネスを学びたいなら,実際にビジネスで成功している人に接する機会を作るべき。僕自身,企業家と頻繁に会い,彼らの手法から必死に学んでいます。その道のプロから学んで実践していく。これが,最も効率的な勉強法なのです。(82 ページ)

その道のプロから学び,実践する方法を採用する。

メモをした内容は,空き時間などに見直します。そして,「なぜ,この記事に心を動かされたのか」「自分の考えや理論とどう関係があるのか」を考えます。この作業を「自分化」と呼んでいます。(99 ページ)

このブログは「自分化」のために行っていたのかもしれない。

直感による失敗を反省しないから「見切り発車」。反省すれば,それは「迅速な判断」です。両者は紙一重のようでいて,まったく別物です。(129 ページ)

「見切り発車」でなく「迅速な判断」をしよう。

改善プロジェクトや開発プロジェクトの数は,これまでと比較できないくらいに増加するはずです。その中では,役職にかかわらず,新しいプロセスに向けてプロジェクトを主導できる人が評価されます。(181 ページ)

プロジェクトを主導するためのスキルを身につけておく。

理想的なリーダーのポイントをまとめると,チームのために場作りができ,個々人のポテンシャルを最大限に発揮して,結果を生み出すこと。周りの人たちと建設的な人間関係を構築できることです。(185 ページ)

一人では成し遂げることができない成果へ導く。

メンバー一人ひとりが新しい価値を学び,生んでいるという実感も重要です。一つのキーワードとなるのが「ラーニングアジリティ」(Learning Agility : 学習機敏性)です。経験からいち早く学んで,新しい環境のもとで学びを活かして成果を出す能力を意味します。やみくもに学ぶのではなく,成長意欲を持って学ぶことに意味があります。(205 ページ)

やみくもに学ぶのでなく,成長意欲を持って学ぶ。

従業員がフロー状態に入ると,想像力や問題解決力が 4 倍になり,さらに,経営者がフロー状態に入ると,会社の生産性は 5 倍にまで膨れ上がるというエビデンスもあります。今後,働き方を考える上では,フロー状態に入れる場作りが何より重要です。(257 ページ)

フロー状態で働けるような場を作る。

「日本では新卒でないと就職に著しく不利なんです」

そう主張する人もいますが,本当でしょうか?新卒一括採用にこだわっているのは大手企業を中心としたオールドエリートたち。スタートアップや中小企業は,いつでも優秀な人材を受け入れています。(273 ページ)

優秀な人材は,いつでも,どこでも求められている。