情報処理技術者試験の論文問題の参考になるかと思い,『これならできる! レポート・論文のまとめ方』(新田 誠吾,すばる舎,2019年10月25日)を読了。
最初に現れた問題に飛びついてしまうと,
- 歯が立たないほど困難な問題
- 取り上げる意味もないような些末な問題
- きわめて珍しく例外的な問題
のようなものにあたってしまうリスクがあるためです。(p. 73)
『イシューからはじめよ』ですね。
その分野の知識に詳しく,資料もかなりあるのに,問いが思いつかない場合は,他者の視点が有効です。学生であれば,教員や友人,先輩,会社員であれば,上司や同僚です。(p. 76)
問いが思いつかない場合は,自分以外の誰かの視点を入れてみる。
ケアレスミスを防ぐためのチェックリスト(p. 186)
① 段落のチェック
- 段落の最初は全て 1 字下げになっているか
- 段落の最初の文だけを読んで全体の流れが理解できるか
② 引用部分のチェック
- 原文通り一字一句正しく入力されているか
- 引用箇所に「 」が付いているか
- 引用に注が付いているか(レポートなら中を付ける場合のみ。論文は必須)
- 図表の引用は適切に行われ,本文の中での役割を果たしているか
③ ページ番号のチェック
- ページ番号を本文下のフッターに付けたか
- ページ番号は表紙の次が 1 となっているか
④ 参考文献リストのチェック
- 使用した参考文献の記載漏れがないか
- 参考文献の記載方法は適切か
- インターネット情報のアクセス日を書いたか
レポート・論文を書く時,上記のチェックリストでミスを防ごう。(もちろん,ブログの記事にもチェックリストを適用しよう。)
毎週の連載をしているプロの作家,毎日動画をアップしている人気の YouTuber は,その才能もあることながら,日々の努力に驚愕するしかありません。(p. 194)
レポート・論文を書き続けることで,少しずつ成長していく。