夜,ぼてやん多奈加*1の食べログを見ていると,四角いお好み焼きが食べたくなった。
冷蔵庫の中を見ると,豚肉,キャベツ,玉子,お好み焼き粉,天かすがあり,お好み焼きの材料はそろっている。
私は決意した,四角いお好み焼をつくることを・・・。
しかしながら,ぼてやん多奈加のように四角いお好み焼きをつくるテクニックを私は持っていないため,玉子焼き用フライパンを使うことにした。
玉子焼き用フライパンでつくるお好み焼きの工程
工程1 材料を混ぜ合わせる
まずは,冷蔵庫にあった以下の材料(分量は一人前)を混ぜ合わせる。
- お好み焼き粉 50 g
- 水 75 ml
- 玉子 1 個
- キャベツ 150 g
- お好みの具 いか,えび,豚肉,ねぎ,ちくわ,揚げ玉,紅しょうがなど(合わせて約 75 g)
お好み焼き粉には「日清 鰹だし香るお好み焼き粉」を使用しており,材料の分量はその推奨値を採用した。
工程2 玉子焼き用フライパンに材料を投入
混ぜた材料は,玉子焼き用フライパンに投入し,さらに豚肉の薄切り 2 枚を投入した。
今回使用した豚肉は,スーパーで生姜焼き用と称して販売されていた豚肉である。
玉子焼き用フライパンで焼いているため,当然と言えば,当然ではあるが,四角いお好み焼きとなることは,確実だ。
工程3 片面焼き
材料投入後,5 ~ 6 分中火(我が家の IH では,火力 3)で焼いたら,ひっくり返す。
玉子焼き用フライパンの制約から,お好み焼きはそれほど大きなサイズでもないため,フライ返しを使えば,ひっくり返すに失敗することはないだろう。
蒸気が適度に抜けていくように,お好み焼きの焼いた面をフライ返しで 10 箇所程度,穴をあけた。
お好み焼きの焼いた面に穴をあけることには賛否両論があろう。
私自身,お好み焼きへの穴あけの賛否について,結論を出せず,今後の課題としている。
工程4 両面焼き
お好み焼きをひっくり返した後,さらに 5 ~ 6 分中火で焼いたら,再びひっくり返す。
豚肉にいい焼き色がついており,いい感じだ(やや専門的に言うと,褐色物質が生み出されており,メイラード反応が起きている)。
工程5 トッピングと盛り付け
玉子焼き用フライパンの上で,ソース,マヨネーズ,辛子をトッピングし,皿に盛り付ける。
トッピングされたマヨネーズが,私のセンスのなさを物語るが,十分においしいお好み焼きであった。
今後の課題
初めて,玉子焼き用フライパンで四角いお好み焼きをつくってみたが,いくつかの課題が残った。
ふわふわで四角いお好み焼きを目指し,課題を乗り越えていきたい。
課題1 キャベツのサイズは 1 cm 角にすべし
今回,刻んだキャベツのサイズは約 2 cm 角であった。
そのため,お好み焼きの生地とキャベツの一体感は不十分であった。
一部のキャベツが玉子焼き用フライパンに直接接触し,黒く焦げていることが,それを物語る。
課題2 豚肉を生地の中へ
今回,豚肉は最後に投入する工程としたが,ある程度の大きさにカットし,生地の中に挟み込むというのがよかったのではないだろうか。
豚肉を生地の中にする方法の是非を検証してみたい。
課題3 焼いた面への穴あけの是非
お好み焼きを一度ひっくり返した後,中の蒸気が適度に抜けていくように,焼いた面に穴をあけた。
穴をあけない方が,よりふっくら仕上がったのではないかと考えられ,穴をあけない方法についても,検証を行いたい。
課題4 ケチャップトッピング
ぼてやん多奈加では,ケチャップをトッピングしているが,今回のお好み焼きにトッピングするのを失念してしまった。
次回は味に奥行をもたせるため,ケチャップのトッピングは忘れないようにしたい。
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【改良版】玉子焼き用フライパンでつくる四角いお好み焼き
課題を踏まえ,玉子焼き用フライパンでつくる四角いお好み焼きを改良した。
お好み焼き材料の用意
まず,お好み焼きの材料は全て 1 cm 角にそろえた。
下の写真に示すとおり,キャベツ以外の具として,豚肉,ねぎ,揚げ玉を採用した。
これらの材料をざっくりと混ぜ合わせる。
下から上に空気を含ませるように混ぜると,焼き上がりがふんわりする。
お好み焼きの焼き工程
熱しておいた玉子焼き用フライパンに油を薄くひき,お好み焼きの生地を流し込む。
火加減は中火で 5 ~ 6 分焼き,お好み焼きをひっくり返す。
一部,形が崩れてしまったが,許容範囲であろう。
トッピング
裏返した面もきつね色になるまで焼き,再び表に返し,ソース,ケチャップ,マヨネーズ,からしを塗る。
こうして,改良版の四角いお好み焼きが完成した。
改良前に比べると,焼き上がりがふんわりしており,満足できるものであった。