2021年9月30日作成,2021年12月3日修正
2004年5月場所以来,幕内で積み上げた勝ち星は 1,093 勝,幕内優勝回数 45 回を数える。言うまでもなく,いずれも史上最多の記録であり,ギネス世界記録に認定されている。
白鵬の記録の偉大さを示すため,昭和の大横綱である大鵬,北の湖,千代の富士,平成の大横綱である貴乃花,朝青龍の記録と比べてみる。
幕内通算勝利
年齢を横軸,幕内通算勝利を縦軸とした図を示す。
幕内通算勝利は他の大横綱を大きく引き離す。
白鵬の幕内通算勝利 1,093 勝に続くのは,807 勝の千代の富士であるが,その差は 286 勝である*1。
幕内優勝回数
年齢を横軸,幕内優勝回数を縦軸とした図を示す。
幕内優勝回数も他の大横綱を大きく引き離す。
白鵬の 45 回に続くのは,32 回の大鵬であるが,その差は 13 回である。
白鵬,最後の場所は全勝優勝
白鵬が最後に出場した2021年名古屋場所,全勝優勝を果たした。
その場所の白鵬の取り口については,色々と物議を醸したが,全勝優勝を遂げることができたのは,白鵬にはまだ力があったのだと思う。
白鵬の幕内通算勝利,幕内優勝回数の記録は,今後も燦然と輝くのは間違いない。
ただ,それを塗り替えるような力士の誕生を期待したいが,今はただ,白鵬の記録に酔いしれたい。
白鵬のギネス世界記録
2021年,白鵬は 5 つのギネス世界記録に認定された。(2021年12月3日,日本相撲協会が発表)
- 幕内優勝の最多回数 45 回
- 横綱在位の最長期間 84 場所
- 幕内通算勝利の最多回数 1,093 勝
- 大相撲通算勝利の最多回数 1,187 勝
- 幕内全勝優勝の最多回数 16 回