2021年3月14日作成
2021年3月14日,令和三年 三月場所 初日,私が注目する横綱・白鵬(宮城野),大関・朝乃山(高砂),関脇・照ノ富士(伊勢ケ浜)の取り組みを振り返る。
横綱 白鵬
新型コロナウイルスから回復後,2 月に行われた合同稽古に参加し,2 日連続で相撲を 30 番取るなど,稽古は精力的に行えている様子。
完全ではないけれど,自分なりにやってきたつもりもあるが,初日は蓋を開けてみないとわからないこともある。
そんな白鵬の相手は,先場所,初優勝を果たした大栄翔(追手風)。4 場所振りの出場の相手としては,やりにくい相手だと思われる。
白鵬は,立ち合いで右から張って,相手の勢いを止め,左をのぞかせると一気に前に出た。土俵際,大栄翔に逆転を狙われ,きわどい相撲であったが,寄り倒しで軍配が上がった。
これで白鵬は 229 日ぶりの白星。このまま,白星を積み重ねていけるか楽しみだ。
大関 朝乃山
「優勝しないことには次にも進めない」と語る朝乃山,合同稽古の 3 日目,高安に 1 勝 13 敗と不安が残る。
初日は前頭筆頭・宝富士(伊勢ケ浜),難なく突き落とした。序盤に白星を重ね,白鵬,照ノ富士*1にぶつかっていきたいところ。
関脇 照ノ富士
大関昇進の目安となる「三役で直近 3 場所 33 勝」まで残り 9 勝。状態は良く,稽古もできており,大関昇進(大関復帰)の可能性は高そうだ。
初日は東前頭 2 枚目・北勝富士(八角)をやや強引な下手投げで下して白星発進。力がみなぎっているという印象を持った。大関昇進よりも,優勝で大関昇進に花を添えられるかがポイントか。