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現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

「技術者力」の高め方 水島 温夫

2020年8月7日更新

『「技術者力」の高め方』(水島 温夫,PHP研究所,2004年3月5日発行)を読了。

戦略パターンの 6 つの基本形(p. 42)

  1. 世界初型
  2. 匠型
  3. ソリューション型
  4. 汎用品型
  5. ベストパートナー型
  6. 「こだわり」型

電力会社は,ベストパートナーでしかありえないか。

 これからは,技術者自身が右脳力を持たなければ,先進国型の儲かるビジネスを作るチャンスを逸することになる。もはやそこそこの機能や性能だけでは儲からない分野がどんどん拡大してきている。その程度の技術であれば,どこの新興工業国のメーカーでもできる。(p. 146)

電力会社の技術者は,右脳力が完全に失われているのではないか。

 日本の製造業に対して,その良し悪しを画一的に論じるのは意味がない。擦り合わせ型と組み合わせ型のモノ作りに分けて論じないと頭の中が整理されない。多くの日本企業の悩みは,組み合わせ型に転換しなければならない事業と擦り合わせをさらに強化しなければいけない事業が混在していて,それらについて組織として頭の整理ができていないことだ。(p. 149)

日本企業は,あまりにも混沌としており,生産性が悪くなっている。
シンプルに再構築することで,生産性を高めることができるのではないか。

CFT のメンバーはあくまでその部署を代表するプロとして参加し,意見を述べる。決して自発的な小集団でもなければ,自分たちがテーマを決めて進めるわけでもない。すべて指示によって集まり,指示によって考え,意見を述べ,指示によってまとめるのである。個人個人のプロとしての責任と,誇りによって改革のシナリオが策定される。(p. 192)

CFT = Cross Functional Team のメンバーはプロでなければならない。
プロだけが,改革のシナリオを策定できる。

 専門家とプロの違いは簡単だ。専門家はある分野の知識,技能を持っている人々,プロはその専門性を手段にして稼げる人々だ。(p. 228)

専門家ではなく,その専門性を手段に稼げなければならない。