まず、考えなければならないのは、日本は過去において一つも原子爆弾をつくっていないということだ。
日本に原子力発電所は数あれど、原子力発電所で使用されるウランでは原子爆弾はつくれない。そんなことについて詳しく書いてある。
日本に原子力発電所は数あれど、原子力発電所で使用されるウランでは原子爆弾はつくれない。そんなことについて詳しく書いてある。
この本によると、原子爆弾をつくるために最低次の三つの設備は、
1.ウラン濃縮装置 2.兵器級プルトニウム生産用原子炉(高速増殖炉、黒鉛炉、重水炉) 3.核燃料再処理工場ということらしい。どれも「日本にあるやろ!あるやろ!!」と思っていましたが、日本の設備は原子爆弾を製造できるほど整っていないらしい。
まあ原子爆弾の原理を知っている人は日本にもいっぱいいるだろうが、それだけではダメなんやちゃ。開発、実験、改良を繰り返さないと原子爆弾はつくれんがいちゃ。開発、実験、改良というのはものづくりの基本であり、ものづくり立国を標榜とする我が国にとって原子爆弾をつくることは容易いようにも思えるが・・・。マンハッタン計画のような時代の要請がなければ、なかなかつくれんか・・・。