2020年4月19日作成,2020年8月15日更新
はじめに
Windows 7 のサポート期間終了以降,電源を入れていなかったマウスコンピュータ Lm-i730S の OS に Ubuntu を追加してみた。
本稿は,Lm-i730S の Ubuntu 化についてまとめたものである。
Lm-i730S の主な諸元
- プロセッサ Intel Core i5-2500 CPU【第 2 世代インテル Core i5】
- 実装メモリ 8 GB
- マザーボード Intel H61 Expressチップセット
- ディスクドライブ SAMSUNG HD103SJ 1 TB Serial ATAII 7200 rpm
- ディスプレイアダプタ NVIDIA GeForce GT 430
- ネットワークアダプタ(有線) Realtek PCIe GBE Family Controller
- ネットワークアダプタ(無線) ELECOM WDC-433DU2HBK
Ubuntu のダウンロード
Lm-i730S は,以下に示すUbuntu のシステム要件を満たしていたので,Ubuntu を選択*1することにした。
- 対応 CPU 64 bit
- CPU クロック周波数 2 GHz 2 コア
- メモリ 2 GB ※4 GB 以上推奨
- ハードディスク 25 GB
Ubuntu LTS*2 版の最新バージョン 18.04.4 LTS をダウンロード。
Ubuntu のインストール
Ubuntu をインストールするパソコンのデータ移行は行っていなかったため,Windows 7 と Ubuntu を同居させる「デュアルブート*3」を選択した。
※移行していないデータは,それが消失したとしても直ちに支障をきたすという類のものではない。
Ubuntu のインストール手順をまとめたサイトによると,デュアルブートでインストールを行うと,環境によっては Windows や Ubuntu が起動しなくなってしまうおそれがある,との記載もあったが,今回の環境では,問題なくデュアルブートにできた。
ドライバのインストール
ディスプレイアダプタ NVIDIA GeForce GT 430 とネットワークアダプタ(無線) ELECOM WDC-433DU2HBK のドライバをインストールする。
いくつかのインターネット情報をもとに,試行錯誤を繰り返し,何とかドライバのインストールに成功できた。
日本語環境化
英語環境では,厳しいので,日本語環境化を実施。
日本語環境は Mozc*4 を選択。
ソフトウェアのインストール
今後,使いそうなソフトウェアをインストール。
- メディアプレイヤー VLC
- テキストエディタ medit
- ruby 2.7.1
- octave 4.2.2
- FileZilla 3.46.3
- Python 3.7.5
- google-chrome-stable 81.0.4044.122-1
- Firefox Shockwave Flash 32.0r0
- Brackets 1.14
- 汎用文書ビューアー Okular Version 1.3.3