Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

ゼロからつくるビジネスモデル 井上 達彦

2020年4月20日更新

『ゼロからつくるビジネスモデル』(井上 達彦 著,東洋経済新報社)を読了。

2 つの認識スタイル(p. 26)

発見学派 ビジネスチャンスは分析すれば見つけられる→客観性を大切にするアプローチ(客観的)

創造学派 ビジネスチャンスは頭の中から主体的に創出するもの→人間の主観を大切にする芸術的アプローチ(主観的)

発見学派と創造学派のどちらか一方に偏ってもダメなんだろうな。
凡人は,バランス重視でいくしかない。

「アイディア発想は,逆上がりと同じです。才能がなければできないというものではありません。ほとんどの人は,少し練習すればできるようになります。不器用な人もいますが,正しく教えれば習得できるようになるものです」(ビジネスバンクグループ代表取締役社長 浜口 隆則)(p. 29)

アイディア発想と逆上がりは同じ,と言われると,アイディア発想もいずれはできる気がしてくる。

ビジネスに必要な 3 つの視点(p. 188)

  • 鳥の目 全体を見る
  • 魚の目 流れを見る
  • 虫の目 細部を見る

「虫の目」でしか見ていないのではないか。
「鳥の目」「魚の目」で見てみよう。

学術研究においても,専門性が高まりすぎるとアイディアの創出率を下げるという見解が打ち出されています。

また,ある分野における困難な課題を解決できるのは,当該分野の周辺領域の人たちであるともいわれます。その課題を理解するだけの知識を持ちつつも,別の領域での専門性を持ち合わせていることが大切なようです。(p. 342)

専門集団にいると心地いいが,アイディア創出においては不利。
専門以外の人との交流を大切にしよう。

「僕らが考えなきゃいけないのはコンテンツではありません。優れたパートナーたちをまきこむためのストーリーです。これができれば,JINS MEME を使って新しいビジネスをつくろうとする人たちが集まります。楽しくてしょうがないから協力的になってくれるのです」(JINS MEME 事業部 井上氏)(p. 346)

どれだけ魅力的なストーリーを描けるかが大事。
コンテンツは二の次。

jins-meme.com

たとえば,不動産業界においても,超優良物件などについて同じような状況が残っているようです。不動産会社のみが購入希望者と売却希望物件の情報を知ることができる状態で,仲介を進めています。もし,ビズリーチのように市場を可視化できれば,家・土地を買いたい人と,家・土地を売りたい人との最適なマッチングが可能になるかもしれません。(p. 438)

不動産業界には,ビジネスチャンスがいっぱいありそう。

www.bizreach.jp