2020年3月27日更新
2017年7月22日現在における,白鵬の年間勝ち星(年間黒星,休場日数を含む),幕内優勝回数の年度推移をグラフ化してみた。
白鵬の年間勝ち星の年度推移
幕内における白鵬の年間の勝ち星,黒星,休場の推移を下図に示す。
白鵬の年間勝ち星の年度推移(青線)を見ると,史上最多の年 86 勝を達成した 2009 年,2010 年をピークに,安定して勝ち星を残していることがわかる。
一方で,2007 年から2014 年にかけて,黒星(赤線),休場日数(黄線)は極めて少なく推移している。
2015 年以降になると,休場日数がやや目立つようになっている。
白鵬の幕内優勝回数の年度推移
白鵬の幕内優勝回数の年度推移を下図に示す。
2007 年以降,2016 年まで最低でも 2 回以上の幕内優勝を続けている。
さらに,年 5 回優勝した年が 2 回,年 4 回優勝した年が 4 回あり,これだけでも 26 回*1の優勝となり,朝青龍の優勝回数を上回る。
白鵬の通算勝ち星と通算優勝回数の年度推移
次に,白鵬の通算勝ち星と通算幕内優勝回数の年度推移と線形トレンド線を下図に示す。
これにより,白鵬引退時の通算勝ち星と通算幕内優勝回数を推定する。
通算勝ち星,通算幕内優勝回数ともに安定して,その数が積み上げられていることがわかる。
白鵬は,東京オリンピックが開催される 2020 年までの現役を目標としているが,線形トレンド線の方程式より,2020 年末時点での通算勝ち星,通算幕内優勝回数を推定する。
2020年時の通算勝ち星(推定)
白鵬の通算勝ち星の線形トレンド線の方程式より,白鵬は 70.13 勝/年のペースで勝ち星を積み重ねていることがわかる。
2020 年末まで,このペースで勝ち星を積み重ねたと仮定したとき,通算勝ち星は,以下のように想定できる。
70.13 × 2020 - 140378.77 = 1273.83 [勝]
2020年時の通算幕内優勝回数(推定)
白鵬の通算幕内優勝回数の線形トレンド線の方程式より,白鵬は 2.81 回/年のペースで幕内優勝回数を積み重ねていることがわかる。
同じく 2020 年末まで,このペースで幕内優勝回数を積み重ねると仮定し,通算幕内優勝回数は,以下のように想定できる。
2.81 × 2020 - 5632.73 = 43.47 [回]
2020 年末時点での通算勝ち星の想定は 1273 勝,通算幕内優勝回数の想定は 43 回*2となる。
通算勝ち星,通算幕内優勝回数,いずれも,とてつもない数字である。
このような数字を本当に残すことができたのなら,本当に不滅の大記録になりそうだ。