Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

技士道十五ヶ条

2017年9月25日作成,2021年11月3日更新

西堀 榮三郎*1氏の『技士道 十五ヶ条 ものづくりを極める術』より。

  1. 技術に携わる者は,「大自然」の法則に背いては何もできないことを認識する。
  2. 技術に携わる者は,感謝して自然の恵みを受ける。
  3. 技術に携わる者は,人倫に背く目的には毅然とした態度で臨み,いかなることがあっても屈してはならない
  4. 技術に携わる者は,「良心」の養育に努める。
  5. 技術に携わる者は,常に顧客志向であらねばならない。
  6. 技術に携わる者は,常に注意深く,微かな異変,差異をも見逃さない。
  7. 技術に携わる者は,創造性,とくに独創性を尊び,科学・技術の全分野に注目する。
  8. 技術に携わる者は,論理性,唯物論的になりやすい傾向を戒め,精神的向上に励む。
  9. 技術に携わる者は,「仁」の精神で他の技術に携わる者を尊重し,相互援助する。
  10. 技術に携わる者は,強い「仕事愛」をもって,骨身を惜しまず,取り越し苦労をせず,困難を克服することを喜びとする。
  11. 技術に携わる者は,責任転嫁を許さない。
  12. 技術に携わる者は,企業の発展において技術がいかに大切であるかを認識し,経済への影響を考える。
  13. 技術に携わる者は,失敗を恐れず,常に楽観的見地で未来を考える。
  14. 技術に携わる者は,技術の結果が未来社会や子々孫々にいかに影響を及ぼすか,公害,安全,資源などから洞察,予見する。
  15. 技術に携わる者は,勇気をもち,常に新しい技術の開発に精進する。

文庫の帯に記載されているように,上記の技士道は,日本を再生させる道である。

今,日本を再生させる道は,

武士道ではなく

技士道にあり!

技士の端くれとして,技士道を常に頭に入れておきたい。

技士道 十五ヶ条 ものづくりを極める術 (朝日文庫 に 9-1)

技士道 十五ヶ条 ものづくりを極める術 (朝日文庫 に 9-1)

 

*1:1903年1月28日 - 1989年4月13日,日本の登山家,無機化学者,技術者。東芝技術本部長時代には,海軍の要請を受けて真空管「ソラ」を開発し,技術院賞を受賞。戦後は独立の技術コンサルタントとして統計的品質管理手法を日本の産業界に持ち込み,デミング賞や電電公社総裁賞を需要。