Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

走破せよ大志への道 100 万座席への苦闘 みどりの窓口・世界初 鉄道システム

かつて,プロジェクト X で見た『プロジェクト X 挑戦者たち 走破せよ大志への道 100 万座席への苦闘 みどりの窓口・世界初 鉄道システム』(NHK プロジェクト X 制作班 編,日本放送出版協会,2005年6月14日)を読了。

尾関は着任後からの混乱を通じ,考えつづけたことがあった。それは,「みどりの窓口」のような巨大システムの信頼性を決めるのは何だろうか,ということだった。

ハードウェアか,ソフトウェアか――。否,どちらでもない。それは,つくる人間同士の関係,いわば "ヒューマンウェア" の問題ではないか。尾関はそう考えた。

「チームの中の人間が信頼できるかどうかということが,このシステムの信頼性なんですよ」

その尾関の思いは,「バカ・ワル・ナミダ」という言葉にも表れる。

「バカみたいに熱中し,目的のためならワルにもなる。仲間のためにナミダを流す」

そんな意気込みで仕事をしよう――そう尾関はみなに訴えた。(位置 No. 463)

今よりハードウェア,ソフトウェアは,かなり劣っていた中でも,鉄道システムを完成させることができたのは,ヒューマンウェアがあったからかな。