薄型テレビを導入してから幾星霜。
いくらテレビを見ることが少ない生活を送っていたとしても,その音の貧弱さには耐えかねた。
そこで 2014 年ゴールデンウィークを利用して,ホームシアターシステムの導入を試みた。
まず,手始めにホームシアターの基礎的な知識を学ぶために,家電量販店よりホームシアターシステムの総合カタログを入手した。
また,価格.com において,カタログに掲載されている商品の最安値を調べて,カタログに書き込んだ。
ホームシアターシステムを導入すると言っても,無い袖は振れません。
予算は 30,000 円が限度でしょうか。
予算の観点からピックアップできたのは下記の 5 つの商品である。
YAMAHA は予算の観点において,早くも除外されてしまいました。
- SONY BDV-EF1(価格.com最安値 22,000- @ 2014.4.30)
- SONY HT-SS380(価格.com最安値 19,800- @ 2014.4.30)
- SONY HT-FS30(価格.com最安値 15,120- @ 2014.4.30)
- Pionner HTP-S353(価格.com最安値 19,300- @ 2014.4.30)
- Pionner MCS-434(価格.com最安値 27,568- @ 2014.4.30)
各々の商品について特長をまとめていく。
SONY BDV-EF1
とにかく多彩な使い方ができることが最大の特長。
Wi-Fi 内蔵で,dlna 対応サーバーに保存されている音楽をワイヤレスで再生できるのが魅力です。
若干,フロントスピーカー,サブウーファーのサイズがやや小ぶりであることが気がかりです。
SONY HT-SS380
憧れの 5.1 ch 再生を実現できるセットです。
最大のネックはサラウンドスピーカーのケーブル 10.0 m の取り回し。
テレビの対面の壁に設置するとしても,約 8 畳のプライベートルームにおいては,サラウンドスピーカーの配線が容易ではない。
SONY HT-FS30
ピックアップした中では最も安くホームシアターシステムを構成できます。
音だけでいうならばコストパフォーマンスは高いかもしれません。
しかし,せっかくホームシアターシステムを導入するのであれば,何らかのブレークスルーを期待してしまうのは世の常,人の常。
スピーカーの寸法や出力については,SONY BDV-EF1 を上回るものの,機能の面においてやや物足りない気がします。
Pionner HTP-S353
フロントに設置したスピーカーの半分が仮想のサラウンドスピーカーになり,フロント設置のみで 5.1 ch のようなサラウンド感を楽しめるそうです。
仮想のサラウンドスピーカーというのは若干,眉唾ものですが,簡単に設置できるのは魅力であります。
Bluetooth にも対応していることも魅力です。
Pioneer 5.1chサラウンドシステム HTP-S353
- 出版社/メーカー: パイオニア
- 発売日: 2012/10/19
- メディア: エレクトロニクス
- 購入: 1人 クリック: 1回
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Pionner MCS-434
ブルーレイディスクレシーバー+ 5 ch スピーカーシステム+サブウーファーで構成されるホームシアターシステムであり,拡張性においては SONY BDV-EF1を凌駕します。
やはり導入に向けての最大の壁はサラウンドスピーカーの配線です。
Conclusion
寝室兼書斎兼ホームシアターと何でもありの部屋であるために,サラウンドスピーカーの設置は容易ではありません。
そうなれば,SONY HT-SS380 および Pionner MCS-434 の導入は困難であります。
残された選択肢において,発展性と経済性の両立を図るのであれば,SONY BDV-EF1 を選択せざるを得ません。
価格的にもそれほど大差なく,多彩な機能を実現できることが最大の魅力であります。
さらに dlna サーバーの構築,タブレットやスマートフォンとの有機的なリンク,Bluetooth を内蔵しているにも関らず,その機能が有効に活用されてこなかった Dell Inspiron15R の再登場など,付随するアクションが色々考えられるという魅力もあります。*1