その方は四十日間、昼も夜も眠り続けた後、さらなる眠気を覚えられた。
すると、起こそうとする者が来て、言った。
すると、起こそうとする者が来て、言った。
「そんなに眠たいのならば、永遠の眠りを与えてやろう。」
その方は眠ったまま答えられた。
「私の眠りは私の内から発するものであり、何人によっても与えられるものではない。」
次に、起こすものは光に満ちた都に連れて行き、言った。
「今、起きるならばこの光溢れる都を与えてやろう。」
その方は眠ったまま答えられた。
「人は光によって眠るのではない。闇によって眠るのだ。」
さらに、起こす者は大きな音を出し始めた。
「お前は、この中でも眠り続けられるか。」
大きな音の中でも、その方は眠り続けられた。
三日三晩、音を出し続けた起こす者は、力尽きた。
そのとき、その方は眠りの中で言った。
三日三晩、音を出し続けた起こす者は、力尽きた。
そのとき、その方は眠りの中で言った。
「私は自らの意志によってのみ眠り、自らの意志によってのみ起きる。
他のいかなる意志も受け入れない。
退け、起こす者!」
他のいかなる意志も受け入れない。
退け、起こす者!」