『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』(ニック・マジューリ,ダイヤモンド社,2023年6月27日)を読了。
JUST KEEP BUYING(ただ買い続けなさい)――
それは,私の人生を変えるモットーとなった。(p. 10)
JUST KEEP BUYING は,私の人生のモットーにしたい。
「ドルコスト平均法」と「ジャスト・キープ・バイイング」は,実質的に同じことを意味している。唯一の違いは,その名称だ。後者にはその名称に,「とにかく買い続ける」という,よりはっきりとした投資哲学,つまり明確な "心理的動機" が込められているといえるだろう。(p. 15)
JUST KEEP BUYING には,投資哲学が込められている。ただの投資テクニックではない。
人的資本を金融資本に変えるための方法は,大きく 5 つある。(p. 76 - 77)
- 時間単位の専門サービスを提供する
- 出来高制の専門サービスを提供する
- 人に教える
- 商品を売る
- 会社で昇進する
人的資本を金融資本に変える方法の中で「会社で昇進する」がもっとも身近な方法。その他の方法でも,人的資本を金融資本に変えていけるようにしたい。
富を築くための最終目標は,「オーナーになること」であるべきだ――すなわち,増えた分の収入を使って,さらなる収入を生み出す資産を取得するのだ。
自分のビジネスへの投資にせよ,他人のビジネスへの投資にせよ,長期的に富を築くには,人的資本を金融資本に転換しなければならない。(p. 85)
人的資本ではなく,金融資本で富を築いていく。人生の早い段階で,人的資本を金融資本に変えていく。
本当に難しいのは,お金の使い方ではなく,人生で本当にほしいものが何かを見つけることなのだ。(p. 97)
人生で本当にほしいものが何かを見つけることは,難しい。40 年以上生きていても,本当にほしいものが何か,明確な答えを持てていない。
ここでは,私たちが今すぐ投資をすべき 3 つの理由について説明する。(p. 185)
- 老後に備えるため
- インフレから資産を守るため
- 「人的資本」を「金融資本」に置き換えるため
投資すべき 3 つの理由は,身に染みている。投資をしていない同年代の人に伝えてあげたい。
本章のおもな目的は,底値を待って現金を貯めるのは意味がないと繰り返し読者に伝えることにある。
「ジャスト・キープ・バイイング」(ドルコスト平均法)のほうがはるかに優れた投資法なのだ。(p. 289)
ジャスト・キープ・バイイングで,投資信託を買い付けている。個別株については,ついつい底値を待ってしまう。
19 世紀ドイツの思想家フリードリヒ・ニーチェは,「過去を無視すれば片目を失う。過去に生きれば両目を失う」と言った。
歴史を知ることは大切だが,それに執着すると道に迷いやすくなる。
だからこそ,データに基づく投資が重要なのだ。(p. 339)
データに基づき,自分の投資スタイルをよりよくしていく。
私たちが必要としているのは「一度理解すれば一生忘れることなく,すぐに行動したり,安心して自分のお金の管理方法の指針にできる,貯金や投資に関するシンプルな原則」なのだ。(p. 404)
シンプルな原則 JUST KEEP BUYING は,実践しやすい。