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現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ

お金持ちになれる黄金の羽根を拾うため『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ』(橘玲幻冬舎,2017年7月)を読了。

「知識社会」では,必要な情報を的確に入手し,それを活用する知識を有しているひとは,いくらでも近道ができます。そうでなければ,ひたすら回り道をするほかありません。「知識」が価値を持つとは,そういうことです。(26 ページ)

知識を有しているか否かで,生産性が変わってくる。

資産とは収入の多寡によって決まるのではなく,収入と支出の差額から生み出されるものだからです。(49 ページ)

収入を増やし,支出を減らす。当たり前のことだが,それにより資産を増やすことができる。

「自由」を経済的な意味で定義するならば,「国家にも,会社にも,家族にも依存せず,自由に生きるのに十分な資産を持つこと」になります。これが「経済的独立 Financial Independence」です。(50 ページ)

現在は会社からの給料に依存。経済的独立は,早々に実現させたい。

欧米や日本のような豊かな社会では,特別な才能などなくても,勤勉と倹約,それに共稼ぎだけで,誰でも億万長者になって経済的独立というゴールに到達できます。これは一見,素晴らしいことに思えますが,きわめて残酷な事実でもあります。努力だけでお金持ちになれるのなら,貧乏は社会制度の矛盾や市場原理主義によってもたらされるのではなく,自己責任になってしまうからです。(51 ページ)

努力だけでお金持ちになれるということは,貧乏なのは努力をしていないだけ。

ひとつだけ大切にしてきた原則があります。それは,どんなときもできるだけ経済合理的に判断する,ということです。なぜならビジネスも資産運用も,(短期的には偶然に左右されるとしても)長期的には経済合理的な選択がもっとも有利になるようにできている(はずだ)からです。(62 ページ)

経済合理的に考えて投資対象を選択する。それさえできれば,長期的には必ず勝ち越せるだろう。

しかし,実はそのなかでひとつだけ,その気になれば誰でも利用できる歪みがあります。それが「社会制度的な歪み」です。そのための条件はただひとつ,自営業者(または中小企業の経営者)になって「個人」と「法人」のふたつの人格を使い分けることです。(66 ページ)

会社からの経済的独立を実現した後,自営業者になり「社会制度的な歪み」を利用しようか。

確実にダイエットに成功する方法は,1 日の消費カロリー以下に食事の量を抑えることです。こうすれば,生理学的に動物は必ず痩せます。それができないのは,人間にとって,食べることが快楽だからです。(75 ページ)

食事の量を抑えれば痩せることができるとわかっていても,食べることをやめられない。

「最大の資産は自分自身の能力だ」という考え方があります。

あなたが仮に,1 年間働いて 500 万円の収入を得るとします。市中金利を 1 % として,資産運用で 500 万円の利益を得るのには 5 億円の元本が必要です。あなたの能力を一種の株式と考えれば,その価値は 5 億円ということになります(500 万円 ÷ 1 %)。(85 ページ)

金利では自分の資産価値は高く,金利が上がれば資産価値は下がっていく。

資産運用の初期においては,金融資産に投資するよりも,人的資本に投資した方が合理的です。なぜなら,他人はあなたのために働いてくれませんが,あなたはあなた自身のために真剣に働くだろうからです。(86 ページ)

社会人になってからも,人的資本に投資をし続けたことが今につながっている。

厚生年金の保険料率は 2004 年時点で 13.934 % だったのが,2014 年には 17.12 % へと 23 % も増えています。この保険料率は今後も上がり続け,2017 年 9 月から 18.3 % となり,2004 年と比べて負担は 3 割以上も重くなりました。(202 ページ)

給料明細を見ると,厚生年金保険料は税法上の総支給額の 9.18 % であった。半分は

自分で負担し,半分は会社が負担しているということか。

ラディカルな解決策は政治的に不可能でしょう。それによって既得権を奪われる人たちがあまりに多いからです。(205 ページ)

誰かの既得権を奪うような解決は,なかなか実現されない。

知識社会に必須とされている知能とは,言語的知能(文字や言語を操作する能力)と論理数学的知能(問題を論理的に分析したり,数学的に処理する能力)です。(314 ページ)

言語的知能と論理数学的知能は,伸ばしていきたい。

自分だけのニッチを見つけ,人的資本を最大化する "スペシャル(専門)" に特化し,会社に依存せずに市場から富を得る――知識社会に生きるとは,そういうことです。

(中略)

自営業者になってみて痛感したのは,「好きなことしかやらない」と決めれば人生における面倒な問題の大半は消失する,ということです。(329 ページ)

「好きなことしかやらない」と周りに宣言して,それを認めてもらえば,面倒な問題からは逃れることができる。