Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

夢と金

『夢と金』(西野亮廣幻冬舎,2023年4月)を読了。

世の中にヒューマンエラーはない。あるのはシステムエラーだけだ。

「人に失敗をさせるシステム」にこそ問題がある。(12 ページ)

世の中にヒューマンエラーはない,というのは言い過ぎだろう。

「高価格帯の商品」をなくしてしまうと,待っているのは,「お金に余裕がない人からお金をとる世界」だ。(28 ページ)

高価格帯の商品があるから,低価格帯の商品を提供できる。

ラグジュアリーを作りたいのであれば,上げなきゃいけないのは「認知度」だ。

「たくさんの人が知っているのに,商品は 5 個しかない」に向かった方がいい。

言い方を変えると,商品を 5 個しか用意していないのに,たくさんの人に宣伝した方がいい。(46 ページ)

大量に生産し,大量に消費するのではなく,少量に生産し,少量だけ消費するというやり方もある。

たくさん売ることができない現代を生きる僕らの一つの生存戦略として,「自分以外の何かに働かせる」「たくさん売らなくてもいいビジネスモデルを構築する」といった「脱・労働集約型」「脱・完売思考」は頭に入れておいた方がいい。(71 ページ)

自分の時間を使わなくても,お金が稼げるビジネスモデルを構築しておく。

未来を予測することなんてできないけど,一つだけ確実に分かっている未来がある。

「人口」だ。

人口は出生数以上にはならない。(75 ページ)

未来を考えるときに,重要な要素である人口は,かなりの精度で予測できる。

日本人のこの職人気質(とことんクオリティーにこだわる癖)が,今,日本人を苦しめている。(80 ページ)

クオリティーにこだわるために費やす時間と,クオリティーにこだわることによって得られたベネフィットを比較し,時間をかけるべきか判断する。

満足ラインを超えた技術(パフォーマンス)の名は「オーバースペック」と呼ぶ。

「オーバースペック」は自己満足であり,お客さんの満足度にはカウントされない。(83 ページ)

オーバースペックは自己満足であるが,ついつい追求したくなる。

「顧客は『機能』を買い,ファンは『意味』を買う」(114 ページ)

機能を売りにするのか,意味を売りにするのか。

フォロワーには,意味を与えよう。

20 代で生まれた差は,一生埋まらない。

30 代は,20 代で勝った者同士で手を組み,20 代で負けた者同士で手を組むことになる。

40 代は,30 代で勝った者同士で手を組み,30 代で負けた者同士で手を組むことになる。

当然,「与えられるチャンス」「使える人脈」,そして「使えるお金」には差が生まれる一方だ。(234 ページ)

勝ち組と負け組に分かれていくのは,当然のことか。

世界は "最初に勝った人間" を贔屓し,"最初から持っている人間" を贔屓する。学校じゃ教えてくれないけど,これが世界の理だ。(235 ページ)

最初に勝つ,最初から持つ,世界の理を知っておく。

「夢」と「お金」は相反関係にない。僕らは「夢」だけを選ぶことはできない。

「お金」が尽きると「夢」は尽きる。これが真実だ。(241 ページ)

お金があるから夢を持てる。お金がなく夢を見るのは無謀である。