『ずるい考え方 ~ゼロから始めるラテラルシンキング入門~』(木村 尚義,あさ出版,2014年10月31日)を読了。
確かに,考えるのは大変なことです。人間はもともと省力化志向にできていますから,すきあらば怠けようとします。
考えなくて済むのなら,迷わずそちらを選択して,楽をしようとする。そういう意味では,ルールや固定観念は非常に「便利」なのです。(位置 No. 398)
考えなくてもいいようにルールや固定観念を利用する。
フォードにしてみれば,次のような思考パターンで発想したのでしょう。(位置 No. 604)
- 馬車(対象の特定)
- 速く移動するもの(抽象化)
- 自動車(具体化)
対象を抽象化することで,新しいものが具体化される例。
抽象化する力は身につけておきたい。
「最小の力で最大の効果を出す」ための方法は,次の 3 つのパターンに分類することができます。(位置 No. 753)
- 他者の力を借りる
- 作業を組み合わせる
- 「楽する権利」を手に入れる
最小の力で最大の効果を出す方法を常に探す。それにより,新しいソリューションを生み出すことができる。
古いユダヤの諺に「リンゴはリンゴの採れない土地で売れ」という言葉があります。たとえありふれたものでも,場所を変え,売り方を変えれば,新たな価値が生まれるのです。(位置 No. 1440)
場所や売り方を変えるだけで,新たな価値が生まれる。