Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

あなたの給料が上がらない不都合な理由

2022年,物価が高くなるが,給料は上がらない。その理由を考えるため,『あなたの給料が上がらない不都合な理由』(上念 司,扶桑社,2022年4月27日)を読了。

フレーミング効果が生じるのは,人間の価値の感じ方には偏りがあるからです。1979 年に経済学者のダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーが提唱した「プロスペクト理論」において,その偏りとは次のようなものだと説明されております。(23 ページ)

  • 利益が出ているとき:確実性を好み,損失を避けようとする
  • 損失が出ているとき:多大なコストを背負ってでも損失を回避しようとする

私の投資にも,偏りが見られる。分かっているつもりだが,実践することは容易ではない。

科学は風評の前に惨敗したと言っていいでしょう。過剰な安全マージンを求めるワイドショー民に押されて,効果があるのかないのか良く分からない行動規制が何度も実施されました。(60 ページ)

科学によって,道を選択すべき。ワイドショー民に押されるなんて,もっての外である。

私はその人が心の底から「保険」を求めていて,それを得ることで本当に心の平安を得られるならそれでいいと思っています。ただ,問題はその「保険」には相応のコストがかかっているのに,それを提供する側があたかもノーコンテストであるかのように偽装している点です。(77 ページ)

「保険」には相応のコストがかかっていることを知らせるべき。コストのない保険なんて,あるはずがない。

本当に給料が上がって欲しいと思うなら,元本変動のリスクを取るしかない。厳しいようですがこれが経済の掟なのです。安定雇用を捨てる気もないくせに文句ばかり一丁前に言っても生産性ゼロですから。(78 ページ)

給料が上がらないのに,物価が上がるということが現実に起きている。

給料一本に頼らなくてもいいように,若干のリスクを背負い投資する(10 年以上,リスクを背負って投資してきた)。

掘ってもしょうがない可能性を潰すためにも,やはり実践,トライアルあるのみということです。(162 ページ)

実践してみれば,可能性があるのか,ないのかを見極めることができる。

実践しなければ,可能性の有無すらも見極められない。

何度も転職して給料を上げてきた勝間和代氏によれば,「キャリアは引っ張ってぱらってナンボ」だそうです。そのためには,社内でも,社外でも引っ張ってもらえる人材になっているか,自分自身を見つめ直してください。ショボい会社のショボい部門でいくらあがいていても他人に見つけてもらうのは非常に難しいです。(163 ページ)

引っ張ってもらえる人材になっているか,自分自身を見つめ直してみよう。

自分自身を見つめるため,転職サイトに登録してみよう。