『地域の課題を解決する クリエイティブディレクション術』(田中淳一,宣伝会議,2021年12月28日)を読了。
僕が考えるクリエイティブディレクターの役割とは,クリエイティブで経済課題や社会課題を解決する人のことだと考えています。(15 ページ)
クリエイティブディレクターは,課題を解決する人。
いいものをつくりさえすれば売れる時代はとっくに終わっているということ。そして,いい伝え方をしないと生活者には届かない時代がとっくに始まっているということ。日本を代表する企業も地域のものづくりの現場も,この状況は同じです。(18 ページ)
自分の仕事はしっかりアピールしないと,それが伝わらない。
感覚でクリエイティブディレクションするのではなく,体系的に各工程の思考作業を実践し,それぞれの技術を高めていくことがクリエイティブディレクション全体としてのスキル向上につながります。(38 ページ)
体系的に思考作業を実践すれば,思考のルートが強化されていく。
コンセプトは,課題を解決するソリューションの基礎となり,クリエイティブワークフローのすべてを貫く指針。
アイデアは,その指針に基づいて生み出される具体的な施策。
指針と施策の違いです。(58 ページ)
コンセプトがあるから,アイデアが生み出される。
コンセプトを提示しないで,アイデアを出せというのは無謀である。