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現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える

『仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える』(泉谷閑示,幻冬舎,平成29年1月発行)を読了。

人間は,生きることに「意味」が感じられないと,生きていけなくなってしまうという特異な性質を持つ,唯一の動物です。(2 ページ)

人間は,意味なくして生きられないならば,私の生きる意味は何か。

「自由」というものは,「不自由」な時には光り輝く目標として明確に捉えられるのですが,その「不自由」が解消された途端,「自由」はもはや目標ではなくなり,「さあ,どうぞご自由に」という不敵な笑みを浮かべて,途方もない謎掛けのように私たちにのしかかってきます。

「自分は何がしたいのか?」といった問いに悩まされる人は,今日,決して少なくありません。彼らの中で「自由」とは,ひとたび獲得してみれば,かつて「不自由」だった頃に夢見ていたようなパラダイスなどではなく,一種の牢獄のようなものにさえ感じられるのです。(95 ページ)

私の自由を阻害するものを全て排除できたとき,私は何をするだろうか。

愛とは,相手(対象)が相手らしく幸せになることを喜ぶ気持ちである。

欲望とは,相手(対象)がこちらの思い通りになることを強要する気持ちである。(101 ページ)

愛と欲望,いずれが強いかと問われれば,欲望と答えよう。

私たちは,もはや「何者かになる」必要などなく,ただひたすら何かと戯れてもよいのではないか。それこそが,「遊び」の真髄だと思います。

(中略)

「心」の向くまま気の向くまま気軽にやってみる。気が向かなければやらない。「継続」などと堅苦しく考えたりせず,ただ壮大な人生の暇潰しとして「遊ぶ」のです。(137 ページ)

人生 100 年の暇潰しとして,私は本を読んだり,Blog を書いたりしているのかもしれない。

「ハングリー・モチベーション」の時代が終わりかけている今,かつてのどんな時代よりも「人間ならでは」の知恵と文化が必要になっていることは,間違いのないところだと思われます。(144 ページ)

「ハングリー・モチベーション」の時代の次は,何をモチベーションにすればよいのか。