Masassiah Blog

現役サラリーマンのスキルアップのための読書まとめ

シリコンバレー式 最強の育て方――人材マネジメントの新しい常識 1 on 1 ミーティング

2021年11月29日作成

シリコンバレー式 最強の育て方――人材マネジメントの新しい常識 1 on 1 ミーティング』(世古 詞一,かんき出版,2017年9月11日)を読了。

グーグル元 CEO の著書ではこう書かれています。「事業は常に業務プロセスを上回るスピードで進化しなければならない。だからカオスこそが理想の状態だ。そして,カオスの中で必要な業務を成し遂げる唯一の手段は,人間関係だ。社員と知り合い,関係を深めるのに時間をかけよう」――『How Google Works』p. 271より(位置 No. 40)

業務プロセスを上回るスピードで事業は進化するから,業務プロセスは進化し続ける。

1 on 1 ミーティングが行われていない 6 つの理由(位置 No. 352)

  1. 忙しい
  2. 面倒くさい
  3. (過去の面談で)嫌な思いをした
  4. 苦手意識
  5. 「必要ない」と思っている
  6. 自分の上司に 1 on 1 を「されてこなかった」

私にとっては,忙しい,面倒くさいという理由が大きいか。

「内発的動機づけ」研究の第一人者であるロチェスター大学教授のエドワード・デシ氏は,人がやる気になるためには三つの基本的欲求が満たされることが必要と述べています。一つ目は関係性への欲求,二つ目は有能さへの欲求,そして三つ目は自律性への欲求です。そして実は,このやる気になるための三つの欲求は 1 on 1 ミーティングの場ですべて満たせるのです。(位置 No. 465)

関係性,有能さ,自律性を刺激するようなコミュニケーションがよいか。

不満は直接の改善提案のような形に昇華はせず,マネージャーがいない居酒屋で「愚痴」へと変化し,優秀な人材は「愚痴」にすら変えずに,他社へと流れていくのです。不安のうちに対処するためにも,1 on 1 ミーティングが効果的なのです。(位置 No. 590)

居酒屋で愚痴を言わないように,業務時間内に不満から改善提案に昇華させよう。

最も気をつけていることは,一つひとつの施策をいかに「しらけさせないか」ということだそうです。会社がつくって社員に強制していくアウトサイドインの施策では,社員の自発性が失われがちです。ですから,施策を行うときには強制をせず,推奨という形で進めることが多いのです。(位置 No. 1846)

色々な施策をしらけさせないような工夫が必要か。社員の自発性を促していく。